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【UFC173】対戦相手変更の水垣 「強敵という意味で変わりない」

Takeya Mizugaki

【写真】今や悲運のエースと呼びたくなる水垣偉弥。これまで通り、自らの拳で道を切り開いていってほしい(C)MMAPLANET

先月末から5月24日(土・現地時間)にネヴァダ州ラスベガスMGMグランドガーテン・アリーナで開催されるUFC173のカードが大きな動きが見られ、水垣偉弥の対戦相手がフランシスコ・リベラに変更された。

まず3月24日(月・同)に同大会のメインで、リョート・マチダの挑戦を受ける予定だったUFC世界ミドル級王者クリス・ワイドマンの負傷欠場→両者の対戦が7月5日(土・同)のUFC175に延期されることが発表された。

そして28日(金・同)にワイドマン×リョートに代わり、UFC173のメインは世界バンタム級選手権試合ヘナン・バラォン×TJ・ディラショーが組まれることが公となった。ディラショーは元々、水垣の対戦相手で彼の試合に最悪、穴が開く可能性が生じる事態に。ただし、その6時間後には水垣がリベラと対戦することも正式に発表された。

勝てばタイトル挑戦という道が開けていた水垣にとって、ディラショー戦を失うのは痛恨の極み。特に勝利を重ねてもなかなかトップファイターとの対戦が組まれなかっただけに、ディラショー戦はまさに大勝負だった。リベラはキャリア10勝2敗1NC、水垣に敗れたルーベン・デュランにRNCで一本負けを喫しているもののオクタゴンでは、それが唯一の敗北で5勝1敗1NCと堂々たる結果を残している。

ディラショー同様にリーチが長いハードパンチャーである一方、レスリング要素は余りない相手と対戦することになった水垣に、現在の心境を尋ねたところ、以下のような回答があったのでお伝えしたい。

水垣偉弥
「まずワイドマン×リョート戦が延期されると知った時、自分の試合に影響が出るとは全く思っていませんでした。ただし、一昨日の9月のように大会自体が無くならないか、少し心配でした。それでも、まだ2カ月も大会まで日にちがあったので、大丈夫だという感じだったんです。そうしたら先週の金曜日(※28日)、午前中の練習後、帰り道でTwitterを見てディラショーがバラォンに挑戦することを知りました(苦笑)。

すぐにマネージャーに連絡があり、対戦相手が変わる――恐らくはリベラになるだろうという話も聞きました。『あぁぁ、マジかぁ』って感じで凹みましたね。週末はテンションもガタ落ちでした。ただし、リベラの名前は、その時点で聞いていたので、気持ちを切り替えました。リベラはパンチの回転が早くKO勝ちも多い。特にここ最近は乗っているという印象があります。対戦相手が変わっても、強敵と戦うという意味では変わりはないですし、勝てば自分の評価も上がる試合だと思います。だから、これまでと変わらずしっかりと準備をして、試合を迎えるだけです」

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