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【DEEP TOKYO IMPACT2022#05】反則のグラウンドでのヒザ蹴りで2P減点も福田が、杉山から判定勝ち

【写真】打撃とフィジカルに、差が出たか。反則のヒザ蹴りのダメージの影響もどれほどだったから分からないが、福田が減点が絡みながら完勝した(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級GP1回戦/5分3R>
福田龍彌(日本)
Def.5-0:28-26.28-27.28-27.28-27.28-27
杉山廣平(日本)

サウスポーからジャブを伸ばす福田に対し、杉山が右の蹴りを見せる。福田は圧を掛けて距離を詰めつつ、攻め急ぎはしない。と、左一発でダウンを奪った福田が倒れた杉山の顔面にヒザを入れる。DEEPルールではサッカーボールキックは有りだが、グラウンドのヒザは反則だ。サブレフェリーがホイッスルを吹いて、レフェリーにブレイクを促す。

反則負けでもおかしくない危険な攻撃。福田は勢いに乗り過ぎたか、それともRIZINルールとDEEPルールを混同してしまったか。

杉山は試合再開を求め、ダメージに回復に努めレッドカードで2Pの減点が福田に与えられる。リスタート後、シングルレッグに出た杉山が引き込むと、クローズドガードを取る。福田は肩を顔面に押しつけ、ウィザーの態勢で潜らせない。起き上って右パンチ、鉄槌を振り下ろした福田は、立ち上がり際を蹴り、ボディを連打する。福田はケージに杉山を押し込むが、杉山が体を入れ替える。もう一度、押し込み返した福田が肩パンチとヒザ蹴りのコンビを見せる。と、ヒザ蹴りが急所に入り2度目の中断に。再開後、13秒で動きはなく初回が終わった。

2R、リードフックを繰り出した福田が、左ストレートをヒット。福田はハイをかわし、右ボディを伸ばす。杉山は三日月蹴り、福田が右アッパーで前に出る。右を打った杉山だが、逆に右を被弾して動きが止まる。すぐに組んで誤魔化した杉山だが、福田は態勢を変えて肩パンチをここでも突き上げる。頭が揺れた杉山は、厳しい展開が続く。ようやく離れた杉山がカウンターの右を伸ばす。福田は右フック、左で前に出ると杉山が右を返す。左ストレートを被弾し続ける杉山は、シングルレッグも潰され引き込むとディープハーフからレッスルアップも、同体で立ち上がるに留まる。ここで杉山がケージ押し込み、逆に肩パンチを見せて時間となった。

3R、減点があっても絶対有利の福田の打撃の圧&一挙手一投足に、杉山が大きく反応する。必死のシングルレッグを潰して、ボディを殴った福田は次のシングルレッグでケージに押し込まれても、倒されることなく、杉山の方から離れる。右フックに続く左に、杉山がシングルレッグから、アンクルピック、さらにボディロックで倒しに掛かる。ヒザ立ちでパンチを入れてスタンドに戻った福田は、ケージに押し込まれても肩パンチ。体を入れ替えた福田だが、杉山も押し込み返す。残り70秒で離れた両者。右フックに右を合わせた杉山だが、シングルは切られる。福田も疲れが見えるが、手を出し続けるので反撃を受ける恐れもある。左右のフックに、右を返した杉山。最後は福田がアッパーを見せて時間となった。

結果は5-0の判定で福田が2回戦進出を決めた。


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