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【Grachan57】パラ千葉のフライ級ファイター達=松井斗輝─02─「まずはグラチャンのチャンピオンに」

【写真】MMAファイターとして完成度を高め、パンチャーぶりを発揮してほしい (C)MMAPLANET

4日(日)、千葉市美浜区の幕張ベイパークアリーナで開催されるGRACHAN57で、二ノ宮徳昭と対戦する松井樹インタビュー後編。

パラエストラ千葉ネットに属するフライ級ファイターたちに揉まれ、プロデビュー2年目&プロ4戦目間近の松井が、将来的に目指す舞台とステップアップ方法、理想のMMAファイター像とは。

<松井斗輝インタビューPart.01はコチラから>


──ボクシングでいくらパンチが打てても、MMAファイターになるには技術的に分からないことばかりだったのではないでしょうか。

「そうですね。最初はボクシングで……打撃で全然いけると思っていました。でも組みがあると、何もできなかったです。自信のあったパンチも、蹴りがあると全然勝手が違っていて、打撃の練習でも圧されてしまって──ヤバいなって感じでした。

組み技は経験がないので、やられて当然という風に受け止めることもできたのですが、やれると思っていた打撃が通用しなかったのは辛かったです。ホントに最初の1カ月は心が折れそうになっていました」

──そこを乗り越えることができたのは?

「蹴りにビビっていたのですが、そこはビビらずにいこうと気持ちから入っていきました。そうやってスパーリングを繰り返すことができて、乗り越えるというよりも慣れですね。最近になって、ようやく慣れてきました」

──最近なのですね。

「ハイ。杉山さんにもやられますし、打撃でいえば仙三さんはヤバいです」

──仙三選手もボクシング出身です。何か助言をもらったりしましたか。

「足を止めて、ガードを固めてやっていたのですが、仙三さんから『それじゃテイクダウンされるから足を使って、どんどん動いて』とアドバイスしてもらって、自分も動くよう心がけています。そうするとテイクダウンを切ることができたり、足で捌けるようになってきました」

──現状、組み技に関してはどれほど自信をつけていますか。

「テイクダウンはけっこう切れるようになってきました。寝かされてもスクランブルに持ち込む練習をしてきたので、そこもかなり立てるようになっています」

──昨年9月のデビュー戦を見させてもらっていますが、今年の5月はMMAとして動きが違いますね。

「ありがとうございます。デビュー戦と今の自分では全然違います。そこは自信があります」

──松井選手はもうクールダウンに入っていますが、沖縄から平良達郎選手も加わり、パラエストラ千葉ネットワークのフライ級の充実ぶりは凄まじいものがありますね。今日、一緒に撮影したメンバーと比較して自身の力を今はどのように捉えれていますか。

「杉山さんと怜君、タケル君と比較すると、自分はワンランク下です」

──鶴屋選手と内田選手は年下で、平良選手が同級生ですね。焦りを感じることは?

「僕はMMAをまだ2年しかやっていないんで、そういう部分で焦りはないです。これからだと思っています」

──では松井選手はどのようなタイプのMMAファイターになりたいと思っているのでしょうか。

「全部ができる選手になりたいです。ただ、どちらかというと組みたいですね」

──えぇ、パンチではなく?

「最近、組むのが楽しくて。打撃より、全然。だから練習でも自分からどんどん組むようにしています」

──ではMMAファイターとして、Grachanでプロ・ルールからキャリアをスタートさせました。

「はい、鶴屋さんの方針です。グラチャンで経験を積んでいこうと」

──次の日曜日にはプロ4戦目で二ノ宮徳昭選手と対戦します。

「柔道がベースの選手で、四つからの投げが強いです。ただ戦績的に負け越している選手ですし、圧倒的に勝たないといけないです。パンチだけでなく、蹴りもそうですし、組んでも全然負けないと思うので色々と試したいです」

──では松井選手はMMAファイターとして、目標をどこに置いているのですか。

「ONEのチャンピオンです。仙三のセコンドでONEに行き、あの舞台が凄く格好良くて。あの舞台でチャンピオンになりたいです」

──目標はDJということになりますね。先日、凄まじいKO勝ちでベルトを奪いました。

「いやぁ、ヤバいです」

──では、そのためにどのようにステップアップ方法を考えていますか。

「まずはグラチャンのチャンピオンになります。それではまだONEから声は掛からないと思うので、修斗かパンクラスに行ってチャンピオンになりたいと思っています」

──グラチャンのフライ級チャンピオンは松場貴志選手です。DEEPのトーナメントに出場していますし、グラチャンで防衛戦を行うことはあるのか不透明ですね。

「しないなら返上して欲しいです」

──スミマセン、完全に言わせてしまっていますね(笑)。松場選手以外のフライ級のメンツは……。

「松場選手以外には加マーク納選手、長野将大選手ですね」

──第1目標のグラチャンのタイトルに向け、日曜日はどのような試合をしたいと思っていますか。

「打撃も組みも寝技も圧倒して、フィニッシュします」

──それと最後にですが、斗輝という名前はお父さんが北斗の拳が好きだとかそういうことでしょうか。

「ハイ。兄の名前がホクトなんです。でも、僕らの世代は北斗の拳を知らなくて。自分も全く見ていないんです。名前の由来を知っても視ようとも思わなかったですし。アニメとか飽きちゃって視ることができないんです(笑)」

■視聴方法(予定)
9月4日(日)
午後1時30分~ GRACHAN放送局

■ Grachan57対戦カード

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
桜井隆多(日本)
ラデック・ヘルボーイ(チェコ)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
和田健太郎(日本)
小島勝志(日本)

<Grachan無差別級T1回戦/5分2R>
瓜田幸造(日本)
佐々木克義(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
高橋孝徳(日本)
村田俊(日本)

<Grachanフェザー級T1回戦/5分2R>
崎山勲(日本)
萩原一貴(日本)

<フライ級/5分2R>
児玉勇也(日本)
宮内拓海(日本)

<バンタム級/5分2R>
高須将大(日本)
佐々木歩夢(日本)

<フライ級/5分2R>
松井斗輝(日本)
二ノ宮徳昭(日本)

<バンタム級/5分2R>
髙橋謙斗(日本)
Apollo中山(日本)

<バンタム級/5分2R>
フミ・グローブTV(日本)
杉本静弥(日本)

<ウェルター級/5分2R>
ベン・ブッカン(英国)
館野コング(日本)

<ウェルター級/5分2R>
寺石恭平(日本)
今市凌太(日本)

<バンタム級/5分2R>
下田善司郎(日本)
松本大輔(日本)

<フライ級/5分2R>
土田伸一(日本)
小田魁斗(日本)

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