【ONE159】ギロチンを防がれたビグダシュ。横三角は体を跨がず落ちて──デリダーが王座防衛
【写真】最後の三角は、頭を跨がれるとヒザを食いまくる恐れもあったように見えたが──デリダーが、落として王座防衛に成功した(C)ONE
<ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
ライニア・デリダー(オランダ)
Def.1R3分29秒by 横三角
ヴィタリー・ビクダシュ(ロシア)
直ぐにっ距離を詰めたデリダーのテンカオに、ビクダシュが左フックを合わせる。一旦離れて組んでいったデリダーをギロチンで捕らえたビクダシュが引き込む。クラッチを剥がそうとするデリダーは、頭を押し込み、ギロチンから逃れると腰を上げてパンチやエルボーを狙う。手首を掴んで防御するビクダシュに対し、振り払ってパンチを見せるデリダーが左を連続で振り下ろす。
続いて右から左右のパウンドを繰り出す王者に対し、たまらずビクダシュがクローズドを解く。と同時に足を一本抜いたデリダーはワキ腹にヒザを入れ、ハーフのままでアームロックへ。起き上ったビクダシュのバックをデリダーが狙いつつ、前方に落とされる。と同時に腕十字から、腕を抜かれると胸の前に手を送らない形の横三角をセットする。
ビクダシュは時計回りに体を跨いで防ぐことができるが、対処が見られないまま落ちて試合は決した。
「世界中の誰でもフィニッシュする。2Rかと思ったけど、早く極めることができた」とデリダーは話した。