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【Pancrase328】北方大地とのシーソーゲームを制した山北渓人が、無敗のままストロー級KOP戴冠

【写真】アマ・プロ通じて無敗のまま山北がベルトを獲得した(C)MMAPLANET

<ストロー級KOPC/5分5R>
山北渓人(日本)
Def.3-0:48-47.48-47.48-47
北方大地(日本)

距離を取る山北の右ローに、北方が左右のフックを返す。対する山北も、北方の右フックに右を合わせた。ケージ中央でダブルレッグを仕掛けた山北がテイクダウンを奪う。北方は相手の上半身を抱えてハーフガードで守る。山北は北方に背中を着かせてパンチを落とす。両腕を差し入れて抑え込む山北。パンチを落とす山北に対し、北方がスイープを仕掛けたもののスクランブルへ。

山北のダブルレッグをスプロールした北方がトップを奪う。下から足を上げていく山北。北方は左ヒジを叩きつけた。さらに右ヒジを落とす北方。そのまま山北をケージに押し込み抑え込む。山北はケージキックを狙うも北方がトップをキープ。体を左右に振る山北を抑え込み続けた北方は、足を利かせる山北に対して立ち上がり、左ヒジを落としたがこれは外れた。ジャッジは3者とも10-9で北方につけている。

2R、北方がプレッシャーをかけて山北にケージを背負わせて左右のフックを狙う。相手の左右フックをかわしてダブルレッグで飛び込んだ山北だが、これは北方にスプロールされてしまう。ハーフガードの山北を抑え込む北方。山北はスイープから北方の左腕を取りに行く。北方が腕を抜く動きに合わせて、山北がトップを奪った。

北方の左足を抑え、背中をケージに着かせてパンチを打ち込む。北方は山北の左腕を抑えたが、腕を抜いた山北が上下から北方の顔面にパンチを突き刺していく。起き上がった北方のバックに着いた山北、相手の右足に絡みながらトップに回る。北方は山北の首を取った。北方のボディにヒザを突き刺し、山北がトップをキープし続けた。ジャッジは3者とも山北の10-9だ。

3R、山北の左ハイをかわし、左右パンチを打ち込む北方。その相手を捕らえた山北は、ケージに押し込みながらバックに回る。さらにボディロックからトップを取った山北に対し、北方は足を狙うも失敗。そのままトップをキープする山北がパウンドを浴びせる。相手の右足を制して、パウンドを打ち続ける山北。上半身を起こした北方にバックから覆いかぶさり立たせない。このラウンドは山北が徹底的に相手の動きを潰した。ジャッジは3者とも10-9で山北に。

4R、サークリングする山北。北方が右ミドルを当てる。山北はダブルレッグで北方に尻もちを着かせた。そのまま相手をケージに押し込む山北。3Rと同様に北方の右足を抑えていたが、北方が立ち上がって山北を振り落とし、パウンドを連打する。右ヒジを叩きつける北方、山北は左足を上げていくも北方がディフェンスする。

上半身を起こした山北に対し、北方がパウンドを放とうとしたところで山北がシングルレッグに切り替えた。これをスプロールした北方がバックへ。そのまま山北に背中を着かせ、マウントを奪った。肩固め、そしてバックマウントを狙うも山北がスクランブルに持ち込む。山北のリフトアップを切り返した北方がトップをキープし、さらにバックに回った。右足を抑えられながら正対する山北。しかしジャッジは3者とも北方に10-9をつける内容だった。

最終回、前に出て来る北方の顔面に右を伸ばしながら組み付いた山北。そのまま相手の両足を挟みこみ、ケージに押し込む。バックに回って右足を差し込んだ山北は、再度トップを狙ったが、北方が山北の右足を取ってアンクルを仕掛けた。これをディフェンスした山北がボディロックからダブルレッグに切り替えて山北をケージに押し込む。そして相手の両足を畳んだ山北、反転して起き上がる北方からバックマウントを奪い、四の字ロックへ。

右腕を相手の首に巻き付ける山北。北方も凌いで反転しトップを奪った。抑え込み、パンチを上下に打ち分ける北方。ケージ際で左ヒジを連打し、スクランブルに持ち込まれるも山北を立たせない。そのままバックコントロールからパンチを打ち込む。ケージ際で山北がスクランブルに行ったところで北方が右ヒザを打ち込み、そのままケージ際で試合を終えた。

ジャッジは3者とも48-47で山北の勝利を支持。試合終了間際の北方のバックコントロール&パウンドは、逆転には至らなかった形だ。
山北はプロデビュー以来7連勝でストロー級KOPのベルトを巻いた。


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