【RTU ASIA2022】打撃だけではないクヌトゥソン、ソ・イェダムからテイクダウンを奪いドミネイト勝利
【写真】K-1参戦経験もあるジョセフィン・クヌトゥソンがMMAファイターとしての強さを見せた(C)MMAPLANET
<女子ストロー級/5分3R>
ジョセフィン・クヌトゥソン(スウェーデン)
Def.3-0:30-26.30-27.30-27.
ソ・イェダム(韓国)
前に出たのはクヌトゥソン、ソ・イェダムにケージを背負わせる。右のガードを固めてサークリングするソ・イェダムを追うクヌトゥソン。相手のワンツーに合わせて右ローを当てる。互いに手数が少ない。2分過ぎにソ・イェダムがダブルレッグへ。クヌトゥソンはスプロールして首相撲からヒザとヒジを当てる。ケージ際で組み替えたソ・イェダムだったが、ここでクヌトゥソンが左腕を差し上げてソ・イェダムをケージに押し込み、下からヒジを突き上げた。
右のオーバーフックから左ヒジを打ち込むクヌトゥソン。そのまま左腕を差し上げて、ソ・イェダムの体勢を崩しながら左ヒザを顔面に突き刺す。ここで離れたソ・イェダム。クヌトゥソンは追って再びケージを背負わせる。ソ・イェダムは鼻から出血が見られる。左ジャブを突きながらクヌトゥソンが前に出て初回を終えた。
2R、ここでもクヌトゥソンが前に出る。右ストレートから右ハイ、右ストレートから右ローへのコンビネーションを見せるクヌトゥソン。互いのワンツーが交錯したところで組みついたソ・イェダム、これを潰したクヌトゥソンが、グラウンド状態にあるソ・イェダムの顔面に左ヒザを当ててしまい、試合は中断される。再開後、互いの右ローが当たる。パンチから組みついたクヌトゥソンが相手を振りほどき、ケージに背中を着けたソ・イェダムのアゴを右ハイで跳ね上げた。
ソ・イェダムは左腕を差し上げて相手をケージに押し込むも、クヌトゥソンが右のオーバーフックから左ヒジを当てていく。ソ・イェダムはクラッチを組んだ。しかしクヌトゥソンが切り返してテイクダウンを奪う。フルガードのソ・イェダムに、クヌトゥソンがパンチを落としていく。ソ・イェダムが下から相手を抱え込むも、振りほどいたクヌトゥソンが左ヒジを落とす。クヌトゥソンのトップキープに対し、エビを打つことができないソ・イェダム。クヌトゥソンが一本足を越え、右ヒジを落とした。ソ・イェダムは下から右腕で相手の頭を抱え込み、防戦一方に。クヌトゥソンが残り20秒でパスを狙ったが、ソ・イェダムはハーフガードをキープした。
最終回、ここでも距離を詰めるクヌトゥソン。足を使うソ・イェダムに右ローを当てる。クヌトゥソンのパンチに対し、自身も打ち返したソ・イェダムだが、やはり下がって足を使う。クヌトゥソンは両手で「来い!」とアピールするが、ソ・イェダムは出てこず距離が詰まるとパンチを打ち返す。クヌトゥソンは追いながら左ハイ。距離を作ったソ・イェダムがボディロックで組みつくも、クヌトゥソンが投げてトップを奪う。
ソ・イェダムはスクランブルに持ち込んだものの、クヌトゥソンが組み勝ち右腕を差し込んでソ・イェダムをケージに押し込んだ。ケージを背にしながら右ヒザを打つソ・イェダム。クヌトゥソンは上体を挙げて左ヒザ、左ヒジを突き刺していく。首相撲からボディへのヒザ、顔面へヒジを繰り出したクヌトゥソン。ソ・イェダムは離れて足を使いながらパンチを見せるも、クヌトゥソンには届かず。距離が近くなり、クヌトゥソンが首相撲からヒザをソ・イェダムのボディに突き刺した。ラウンド終了直前にクヌトゥソンがテイクダウンを奪って終えた。
裁定は、1人のジャッジが4ポイント差をつけるフルマークでクヌトゥソンの勝利を指示した。