【Bu et Sports de combat】武術で勝つ。型の分解、ナイファンチン編(09) 「一挙動の手刀『外』」
【写真】イチ・ニという動きではなく、イチの動きでこの形を創る (C)MMAPLANET
武術でMMAを勝つ。空手でMMAに勝利する──型を重視する剛毅會の武術空手だが、岩﨑達也宗師は「型を使って戦うということではない」と断言する。型稽古とは自身の状態を知り、相手との関係を知るために欠かせない。
サンチン、ナイファンチン、セイサン、パッサイ、クーサンクーの型稽古を行う剛毅會では、まずサンチンから指導する。そんな剛毅會の稽古には站椿が採り入れられている。
全ての根幹となる武術の呼吸を学ぶことができる──サンチンで創られた、空手の体をいかに使うのか。その第一歩となるナイファンチンの解析を行いたい。目線と体の向き、足の小指が正しくなることでナイファンチン立ちが成り立つ。今回は「一挙動の手刀『外』」を分解していく。
<ナイファンチン第8回はコチラから>
一挙動の手刀打ち、『外』
ダメな例
一挙動の手刀打ち、『外』
良い例
「正しい一挙動の手刀打ちは、相手の攻撃に対して直角にイチで入ることが最も肝要である」(岩﨑達也)