【PFL2022#02】工藤出場のフェザー級。まずはメキシコのフローレスが独レスラーのボラギを破る
<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
サバ・ボラギ(ドイツ)
間合いの取り合いで上背で上回るフローレスが右カーフを蹴る。続いてカーフ、サイドキックをボディに受けたボラギは前足を既に気にしているか、フェイクへの反応も大きい。スイッチを織り交ぜるフローレスが左足を削っていくなか、ボラギは右オーバーハンドを狙う。距離を詰め、跳びヒザの着地に組みついたボラギがケージにフローレスを押し込む。
右エルボーをいれたボラギに対し、フローレスが股をすくってボディスラム。すぐに立ち上がったボラギが再びケージに詰めていく。フローレスは頭を押して左に回って離れると、最初のコンタクトでアイポークがあったとボラギがアピールし、試合が中断する。再開後、ボラギの左フック後にサウスポーから左ミドルを入れたフローレスが、カーフを入れワンツー。ダブルレッグのフェイントを見せたボラギがアッパー、さらに飛び込んでから右を当てて初回が終わった。
2R、サイドキックでヒザを狙ったフローレスが左ハイを繰り出す。圧を掛けて前に出たボラギがジャンプ、同時にフローレスも飛びヒザを狙う。右を入れたフローレス、ボラギが左フックを当て右アッパーから組んでいく。かわしたフローレスは中央に戻り、右ロー。左右のコンビからボディを入れたフローレスだが、ボラギはケージに追い込んでいく。右アッパーから左右のローのフローレス、ボラギのフックを頭振ってかわす。左フックをかわして、スイッチキックを狙ったフローレスは、小刻みにポジションを変えるようになっている。
そのフローレスの左にボラギも左フックを合わせようとする。ステップインに右を当てたフローレスが、左ジャブを連続で入れる。さらにカーフから左ジャブを受けたボラギは、踏み込んでの左リードフックが当たらない。フローレスは左ボディストレートを入れると、シングルレッグにテイクダウンを奪われた刹那、スイープで跳ね上げシングルを取り返してリバーサルを決める。同体でスタンドに戻り、フローレスが左ミドル。ボラギが左ジャブを当てる。右ストレートを決めたフローレスは、最後の最後に大内刈りでテイクダウンを取られた。
最終回、まず左ジャブを入れたフローレスが、右ストレートをヒットさせる。ボラギが右フックを打ち返し、フローレスが左インローを蹴る。ガードの上からのワンツーに続き、そのままワンツーを決めたフローレスだが、ボラギの組んだ直後の小外刈りでテイクダウンを取られる。ケージを利して立ち上がったフローレスは、スピニングバックフィストをかわして左ハイを狙う。
左フックの相打ちから、フローレスが左ジャブをヒット。さらにフリッカーのようなジャブを入れると、ステップインにジャブを合わせ左ボディから跳びヒザを繰り出す。ショートの連打に続き、近距離でヒザを入れると左フックを決めたフローレスは、ふらついたボラギのテイクダウン狙いをスプロールする。がぶりと押し込みの攻防のなか、立ち上がったフローレスにボラギがシングルからボディロック、大内でテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったフローレスがボディにヒザを突き刺したところで時間となった。
初回はボラギ、2Rと3Rはフローレスが優位か──結果、30-27が2票ありフローレスが3Pを獲得した。