【Bellator278】ザバテーロがルーゴをTDからドミネイト、4ポイント差の判定勝ちでGP準々決勝に進む
<バンタム級/5分3R>
ダニー・ザバテーロ(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26.
ジョーネル・ルーゴ(米国)
スイッチしながらプレッシャーをかけるルーゴに対し、ケージを背にしてサークリングするザバテーロ。ザバテーロのシングルレッグをカットしたルーゴがローでけん制する。ザバテーロは低い体勢からダブルレッグで尻もちを着かせたが、ルーゴはすぐに立ち上がって勝負はスタンドへ。組みつくザバテーロが、ガブってコントロールしながらバックに回り、そのままグラウンドへ持ち込んだ。ハーフガードのルーゴに右ヒジを落とすザバテーロが、トップからコントロールする。
反転して立ち上がろうと試みるルーゴを、ザバテーロが追いかけてグラウンドへ引き戻す。ルーゴがハーフガードからフルガードへ戻すと、ザバテーロはルーゴの頭を抱えてマットに叩きつけた。左右のパウンドとヒジを落としながらパスを狙うザバテーロ。ルーゴは左腕でザバテーロの右足を抱え、潜りスイープを狙うも返すことはできず。上半身を起こしたルーゴの頭をギロチンで捉えつつ、ザバテーロがルーゴに背中を着けさせてファーストラウンドを終えた。
2Rはザバテーロがプレッシャーをかけていく。ルーゴもスイッチしながらパンチを返すが、クリーンヒットはなし。ザバテーロがダブルレッグで組みつき、ボディロックからテイクダウンを奪った。ルーゴはフルガードから、またも潜っていくもザバテーロが足を一本越えた。ケージキックで自分の頭をケージ中央に向けるルーゴ、ザバテーロはトップをキープしながらパンチとヒジを落とす。そして一瞬パスしてマウントに移行したが、ルーゴはハーフガードに戻した。
ここでバックを狙ったザバテーロがRNCを狙うも、バックに回り切ることができず、ルーゴが脱出。ザバテーロはコントロールしながらルーゴの左側に回って肩固めへ。ルーゴはハーフガードを保ち、肩固めを凌ぐ。肩固めを解いてバックマウントを狙ったザバテーロ。さらにトップからパンチとヒジを連打していき、ファンを煽る。ザバテーロの頭部から出血が見られるも、構わずザバテーロはルーゴの顔面にパンチを落とし続けた。
最終回、サウスポーのルーゴが左ローから左ハイ。これをディフェンスしたザバテーロがダブルレッグを狙い続け、バックに回ってからグラウンドに引きづりこんだ。ハーフガードで守るルーゴ。左手首を取られたザバテーロだが、パンチを落としながら左腕を抜いた。フルガードのルーゴをケージに押し付け、パンチとヒジを上下に打ち分けるザバテーロ。ここでルーゴがスイープに成功。ザバテーロはすぐに立ち上がり、右腕を差し入れてルーゴをケージに押し込んだ。
ケージ際で再びグラウンドに持ち込んだザバテーロは、ルーゴのバックへ。片足を差し込みつつルーゴの首を狙う。ハーフガード、さらにクローズドガードに戻したルーゴ。ザバテーロはパンチとヒジを打ち込みながらルーゴをリフトしてマットに叩きつける。アクションを続けるザバテーロに対して、ルーゴは攻め手が見つからない。足を上げるも下から仕掛けることもできなくなったルーゴを、ケージに落ち込んでザバテーロが試合終了のゴングを聞いた。
完全にドミネイトしたザバテーロが、ジャッジ3者とも4ポイント差をつける裁定で勝利。インタビューではザバテーロ「ファッ○ン」を連呼すると、インタビュアーのビッグ・ジョン・マッカーシーが回数を数えながら、すぐにインタビューを打ち切ることに。
堀口恭司と同じATTで練習するザバテーロがワイルドカードで勝利し、レアンドロ・イーゴと対戦するバンタム級GP準々決勝に進出した。