【RISE198】RISEルールの方が強い!? RWSからの刺客ガイパーが前年世界T優勝者の中村寛と激突
【写真】激闘派のガイパーがRISEルールで戦うことでどんな化学反応を起こすか(C)RISE/CHIYO YAMAMOTO
明日16日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるRISE197。今大会のメインイベントでRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg トーナメント王者の中村寛が前ラジャダムナンスタジアム認定スーパー・フェザー級(58.96キロ)暫定王者ガイパー・ウォーサンプラパイと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
3週間後に大田区体育館大会を控える中で開催される今大会。当初メインイベントには、昨年から続くRISEとRWS(ラジャダムナン・ワールド・シリーズ)のクロスプロモーションの流れで、RISEスーパーフェザー級(60キロ)王者の常陸飛雄馬とガイパーの対戦が組まれていたが、常陸が練習中の怪我で右眼窩壁骨折と診断されて欠場。常陸の代役として中村の参戦が決まり、ライト級(62.5キロ)契約での対戦が決まった。
RISE×RWSのクロスプロモーションは昨年末にRISE世界スーパーフライ級(53キロ)王座を保持する大﨑一貴がラジャダムナンスタジアムに乗り込み、同スタジアム認定バンタム級(53.52キロ)王者のジャルンスックに挑戦したことを皮切りに本格開戦。両団体のトップ選手たちが、お互いの団体を行き来し、それぞれのルールで戦う形で定期的に試合が組まれている。
これまでRISEで3試合・RWSで2試合の計5試合が行われたが、通算成績では4勝1敗でRWSが大きくリードしている。特筆すべきはRWS勢がRISEルールでも勝ち越していることだ。
■RWS
○ジャルンスック・ブーンラナームエタイ(RWS)[判定]大﨑一貴(RISE)×
○ダーム・パルンチャイ(RWS)[判定]チャド・コリンズ(RISE)×
■RISE
○中村寛(RISE)[1RKO]ペットエジア・バンセーンファイトクラブ(RWS)×
×白鳥大珠(RISE)[判定]カピタン・ペッティンディーアカデミー(RWS)○
×宮本芽依(RISE)[判定]パヤーフォン・バンチャメーク(RWS)○
しかも白鳥と宮本はRISEの現役王者でもあり、RWS勢がRISEルールでの対応力の高さが結果に現れている。その状況で組まれた中村とガイパーだが、ガイパーはこれまでRISEに参戦してきたRWS勢の中でもRISEルールでより強さを発揮するファイトスタイルだ。
ガイパーは対戦相手にプレッシャーをかけて、近い距離での攻撃を得意とする好戦的なタイプとして知られ、ジャブやミドルで距離を取ってカウンターを狙う、もしくは首相撲で相手をコントロールするタイプではない。今年1月にRWSで正規王者チャラーム・パランチャイとの統一戦に挑んだ試合も、チャラームが前に出続けるガイパーをテクニックで翻弄。ガイパーが攻撃のヒット数で上回られる形で敗れている。
RISEルールはRWS=ムエタイルールよりもパンチと蹴りの攻防・コンタクトが多く、判定の際にもダメージの評価が高い。ガイパーとしてはRISEルールの方がチャラーム戦のように持ち味を消される場面は少なく、得意な打ち合いに持ち込む場面が増えるはずだ。対戦相手の中村も日本拳法出身・パンチ主体のスタイルで、いわゆるガイパーとは噛み合う相手だ。
形としては中村がRISEルールでガイパーを迎え撃つ図式ではあるが、ガイパーにとってはRWS・ムエタイルールで存分に見せられなかった強さをこの試合で発揮する可能性も十分に考えられる。中村がRISE勢として反撃の狼煙を上げる一戦になるか。それともガイパーが改めてRWS勢の強さを見せつけるか。対抗戦としての勝ち負けはもちろんのこと、ガイパーの試合がRISEルールで光るRWS勢の発見や参戦のきっかけになれば、今後の対抗戦のマッチメイクの幅も広がるに違いない。
■視聴方法(予定)
5月16日(土)
午後5時00分~ ABEMA
















