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【RISE WS】中村寛が延長Rにハイキックでダウンを奪ってペンジェーに逆転勝利。61.5キロ世界Tを制覇

【写真】トーナメント3試合とも激闘となった中村が優勝を果たした(C)RISE

<RISE WORLD SERIES 2025 61.5キロ・トーナメント決勝/3分3R+Ex1R>
中村 寛(日本)
Def.3-0:10-8.10-8.10-8.
エン・ペンジェー(中国)

互いにサウスポーの両者。ペンジェーが細かいステップからジャブを伸ばし、中村がそこに左フックをかぶせる。ペンジェーは顔面前蹴り、中村は左カーフを蹴る。中村は細かいフェイントを入れ、ペンジェーはジャブと左ストレートを狙う。

中村がボディへのジャブを見せると、ペンジェーもボディへのジャブから左ストレートにつなげる。ガードを上げて前に出る中村。ペンジェーはジャブと前足を上げるフェイントから左ストレートを打つ。中村は左のカーフを蹴って、左ストレートで飛び込む。互いに左ミドルを蹴り合い、ラウンドを終えた。

2R、ジャブの差し合いから、中村が左カーフを蹴る。ペンジェーは前蹴りとインロー、距離が詰まるとヒザ蹴り。中村は細かいジャブから左ストレート、ペンジェーのパンチに左カーフを合わせる。中村がじりじりと距離を詰めると、ペンジェーが前蹴りで突き放す。さらにペンジェーはスイッチしながらのヒザ蹴りからパンチにつなげる。

中村はガードを上げて前に出ると、ペンジェーが左ストレートから返しの右フック。これをもらう中村だが、すぐに前に出て右ハイキックにつなげる。ペンジェーは距離を取りながら左ストレートと右フック、左ストレートを狙う。中村も左カーフを蹴るが、ペンジェーのパンチの手数が止まらない。

3R、中村はジャブから一気に距離を詰めてヒザ蹴り。ペンジェーはジャブと前蹴りで距離を取る。中村はスイッチしての左フック、大きく踏み込んでの左ハイ、左フックと手数を増やす。中村がペンジェーを下がらせて左フックを振る。ペンジェーも左ストレートを返すが、中村は下がらない。

中村はペンジェーのパンチに左フックをかぶせ、ペンジェーの前蹴りをもらっても左ボディを打ち込む。ペンジェーは距離を取りながら左右のミドルを蹴り、中村が強引に距離を詰めて左右のパンチを打ち込む。本戦判定はジャッジ1名が29-28で中村としたものの、残り2名は30-30、29-29として延長へ。

EXR、ジャブの差し合いから、中村が頭を振って前に出る。ペンジェーはジャブとヒザ蹴り、そこから左ミドルを蹴る。中村はガードを下げて前に出て左ミドルを蹴る。ペンジェーはジャブから左のヒザ蹴り、距離が詰まっても細かいパンチを入れて、右フックをヒットさせる。

残り1分、中村がボディへのヒザ蹴りを効かせると、左ボディから連打。そこからの左ハイでダウンを奪う。再開後、中村が下がるペンジェーに左ストレート・左ハイから左右の連打。ここで試合終了となり、中村が劇的な試合展開で判定勝利、トーナメント制覇を成し遂げた。


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