この星の格闘技を追いかける

【The Shooto OKINAWA06】世界ランカー旭那拳、TD&バック奪取で竜己を制して判定勝ち

【写真】終始ペースを握っていた旭奈が、気迫の表情でダメ押しのテイクダウンを奪った(C)SHOJIRO KAMEIKE

<ストロー級/5分2R>
旭那拳(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.19-18
竜己(日本)

ジャブを伸ばす──DEEPより転じてきた竜己に、踏み込んでパンチを狙った旭那だがカウンターをヒットさせる。さらに左に右を合わされた旭那は、ダブルレッグで尻もちをつかせる。ケージ際でヒザをつき立ち上がった竜己は、旭那のレベルチェックに反応しバックを取りに行く。旭那もすぐに正対して、打撃の間合いに。ハイキック、前蹴りを繰り出す竜己が右を再度当てる。

旭那はシングルでクリーンテイクダウンを奪うと、竜己がクローズドガードを取る。手首を取る竜己は、三角狙いか。旭那は担ぎバスから、嫌がった竜己のバックに回る両足をフックする。残り90秒、後方から殴り絞めを狙う旭那の手首を掴んで竜己が防御する。テンプルを殴る旭那が胸を合わさせず、最後はマウントへ。ここで辰己が立ち上がろうとし、時間となった。

2R、両手を前に置いた構えの竜己が、前蹴り、左フックを当てる。旭那は左を見せてテイクダウン狙いも竜己が切る。と、旭那が左ジャブを当て、圧を高める。松根良太の指示で、攻めすぎる一旦置いた旭那がダブルレッグでテイクダウンを決める。ケージを背負って座らせた竜己が細かいパンチを入れる。ヒザ裏を取り、足を束ねる旭那が、ボディロックへ。尻をずらした竜己は、背中をつかされないよう粘ると一気に立ち上がる。ワキを潜った旭那が、バックに回ると竜己は前転。足を取らないよう、即立ち上がった旭那のバックを竜己が取りに行く。ボディロックで倒しにいった竜己だが、自分の頭からマットにつっこんでしまい、体を反転させた旭那がニーインの態勢からマウントを奪取する。

残り2分、しっかりと抑え、ブリッジを潰した旭那がエルボーを落とす。竜己はブリッジを潰され、ヒジを連打される。背中を向いた竜己を旭那はバッククラブに捕える。竜己も胸を合わせてトップへ。旭那はハーフ&左腕を差すと、レッスルアップでなく横回転でスイープを決め、サイドで抑える。ニーインで殴り、立ち上がった竜己をボディロックで倒した旭那が3-0の判定勝ちを収めた。


PR
PR

関連記事

Movie