【RIZIN TRIGGER03】メインで矢地祐介と対戦、ルイス・グスタボ「あのまま僕と戦うのは危険極まりない」
【写真】写真は2018年8月に矢地に勝利し、控室に戻る時のグスタボ。当時は22歳、25歳になりキャリアピークに向かい動き出した(C)RIZIN FF
16日(土)に東京都調布市の武蔵野の森アリーナにて開催されるRIZIN TRIGGER03にルイス・グスタボが来日し、矢地祐介と対戦する。
ようやく外国人の入国制限が緩まり、RIZINに海外勢が来日──2日連続興行の1日目=TRIGGER03のメインを飾るシュートボクセの遺伝子を持つグスタボは、コロナ以降の2年間で1度も実戦を経験していない。
ヴァンダレイ・シウバのように日本の総合格闘技を征服するのが夢──と断言する彼は、1年4カ月振りに日本の土を踏み、その目標に向かい再び動き始めた。
──2019年の大晦日以来の来日が実現しました。今の気持ちを教えてください。
「日本に戻ってくることができて、本当にハッピーだよ。この2年間、本当にハードに練習してきた。メンタルも含め、あらゆる面で成長した。柔術もそうだし、新しい姿を日本のファンに見てほしい」
──外国人が来日できない間、RIZINで活躍していた外国人ファイターは新しい戦場を求めたケースも少なくありません。一方でルイスはこの2年間、他のプロモーションで試合をすることなくRIZINに戻ってきました。
「僕は日本のファンを愛しているし、RIZINで戦うことが本当に好きなんだ。だから他の大会で戦うことはなかった。僕の目標はRIZINでチャンピオンになること。ここを征服するんだ、ヴァンダレイ・シウバのようにね」
──とはいえ2年間、試合がないことで焦りはなかったですか。
「大丈夫だ。パンデミックがいつまで続くのか、誰も分からない。だから健康に過ごし、トレーニングをしっかりすることに重点を置いてきた。少しでも早く日本に戻って、試合ができるように常に準備していたよ」
──この2年間で、一番成長したのはどこでしょうか。
「全ての面で練習してきたし、全てで成長しているけど、柔術には特に力をいれてきたよ。今、僕はコンプリート・ファイターだ」
──今回の試合はケージで行われます。
「リングでもケージでも問題ないよ」
──ケージで戦う時は、さらにレスリングが重要になってくるかと思います。
「MMAを始めた時から、ケージで試合をしてきたから全く気にしていない。ケージでもこれまでRIZINで見せてきたリングとでの試合と同じように、変わらず戦えるよ」
──サッカーボールキック、グラウンドでのヒザがあると、リング以上に危ないシーンに出くわしそうです。
「RIZINで戦うようになってグラウンドでのヒザ、サッカーボールキックの練習を積んできた。ブラジルのジムにあるのもケージだ。ケージでグラウンド状態でのヒザ蹴り、サッカーボールキックがある状況は把握できている」
──おお、それは怖くて楽しみです。今回、矢地選手との再戦になりますが、この間の彼の活動をどのように捉えていますか。
「過去3試合を視た。何も特別なことはない。あのままの状態で僕と戦うのであれは、彼にとって危険極まりないことだよ」
──RIZINのキャリアアップのリスタートです。今後、どのような青写真を描いていますか。
「どの試合も大切だよ。この試合でも、そう。僕はRIZINのチャンピオンになる。そしてヴァンダレイ・シウバのようなレジェンドになる」
──では改めて、日本のファンに一言お願いします。
「日本の全てのファンを愛している。また日本のファンの皆の愛情を感じることができる──それが凄く嬉しい。日本で戦うことは、いつだって楽しみでしょうがない。皆の応援に感謝している」