この星の格闘技を追いかける

【GRACHAN53 X BRAVE FIGHT26】ヒヤリとするシーンも、ヒヤリとせず。原口伸が大宮に「打」で勝利

【写真】強さと課題が見られた原口のプロ3戦目だった(C)NOBU YASUMURA

12日(土)、東京都大田区の大田区産業プラザPIOでGRACHAN53×BRAVE FIGHT26が行われた。
Text by Nobu Yasumura

ここではメインで行われた原口伸×大宮優のライト級の模様をお伝えしたい。


<ライト級/5分2R>
原口伸(日本)
Def.1R4分39秒by TKO
大宮優(日本)

1R、ニータップを狙う大宮に対し、原口はがぶってテイクダウンを阻止。それでも大宮は打撃を組み合わせながらしつこくテイクダウンを仕掛けるが、原口は突き放して倒されない。ならばと大宮は荒々しいパンチを出しながら前進し、その1発を被弾した原口は後方にダウン。追撃する大宮はマウントポジションからパウンド連打で一気に出る。

原口は反転しながらスクランブルに持ち込み、立ち上がって難を逃れる。それでも腰、足首とコントロールする大宮が尻もちをつかせ、続くスクランブルでバックに回りRNCを仕掛ける。体を捩じりシングルレッグで原口は、トップを取った原口は逆にパウンドを連打していく。

ここかから試合がスタンドに戻り、大宮のダブルレッグを小手投げで切り返した原口は、同体で崩れるもウィザーを効かせ、背中を譲らず立ち上がる。荒々しいパンチで出る大宮に対し、原口はシングルレッグからダブルへ移行しテイクダウンを奪う。大宮が左腕を差して立ち上がると、原口は小手で左腕を殺してヒザ蹴りを顔面に突き刺す。離れて左右のフックで前に出てきた大宮を首相撲に捕え、ヒザを連打した原口がダブルレッグで切り替えてテイクダウンを奪う。

大宮も粘り、原口のがぶりからのバック狙いを右手で制御し、さらにボディロックへ。原口は小手投げでトップを取ると、大宮のハーフからのレッスルアップを首を殺し背中をつかせる。アナコンダは極め切れず、スタンドに戻った原口が、パンチの打ち合いで左フックを当てると大宮がダウン気味にヒザをつき、シングルを狙う。大宮は立ち上がって金網を背にし、フックの応酬でどちらが被弾するか分からない展開に。と、前に出た大宮に右を打ち込んだ原口がダウンを奪う。すぐに立ち上がった大宮に左のヒットさせた原口。この一発で大宮が倒れたところで、レフェリーが試合を止めた。。

PR
PR

関連記事

Movie