【UFN203】元GLORY2階級王者ペレイラがTDディフェンス&スクランブルからシウバに打ち勝つ
<ミドル級/5分3R>
アレックス・ポアタン・ペレイラ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ブルーノ・シウバ(ブラジル)
シウバが軽い左ミドルから強い右ミドルハイ。サウスポーのシウバが距離を詰めるが、ペレイラが右ストレートからケージ際を脱する。シウバの左右ストレートをかわし、前に出るペレイラ。右ストレート、右の前蹴りを繰り出すが、シウバもディフェンスして距離を詰めていく。ペレイラが首相撲からヒザを狙うと、シウバは左右のフックで引きはがした。距離を取ってコントロールするペレイラだが、シウバがインサイドから右フックをクリーンヒットした。
組み合いになり、ペレイラのボディにヒザを突き刺すシウバ。ペレイラは離れて右の三日月蹴りを当てる。しかしシウバは顔面へパンチを集めてローまでつなげる。オーソドックスにスイッチしたシウバに左ジャブを突くペレイラだが、パンチをかいくぐってシウバがダブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージ際で起き上がるペレイラを、シウバはボディロックで抑え込みにかかる。相手の立ち上がり際にパンチとヒザを叩き込むシウバ。しかしペレイラが離れる。シウバは左右フック、ペレイラが右ストレートを当てるとシウバの動きが止まった。シウバは連打をもらいながらケージ際から脱して初回を終えた。
2R、サウスポーのシウバがペレイラの右ストレートをかわしてパンチで攻める。ペレイラは左ボディストレート、シウバが前に出て来ると下がってからパンチを上下に打ち分ける。しかしシウバも距離が近くなれば首相撲からヒザ蹴り。ペレイラが前に出て来る相手に右クロスを当て、さらにボディへ左アッパーを突き上げる。ペレイラの左フックから右クロス、そして左ボディ。ややシウバの動きが落ちたか。と思われた瞬間にシウバがパンチで距離を詰めて、ダブルレッグでペレイラに背中を着かせた。
起き上がるシウバのバックに回るペレイラ。さらに右腕を差し入れてシウバをケージに押し込む。ペレイラは右スピニングエルボーを見せるも、シウバにケージ際から逃げられてしまう。長いリーチからシウバのパンチがクリーンヒット、左アッパーを上下に打ち分ける。パンチをもらいながらも距離を詰めていくペレイラ。シウバは右の打ち下ろしがヒット、ペレイラが前に出て来ると下がり、体勢を戻してパンチを当てていく。足を滑らせたペレイラ、シウバはガードインしたところでラウンド終了のホーンが鳴った。
最終回、ペレイラが右ストレートを伸ばす。シウバはパンチの連打、左ローからシングルレッグにつなげたが、ペレイラがスプロールした。スタンドに戻り、打撃で押していくシウバ。さらにケージへ押しこんでいく。ペレイラもヒザ蹴りを打ち返し、体勢を入れ替えた。左腕を差し上げてボディにヒザ蹴りを突き刺すペレイラ。しかしシウバも返してペレイラをケージに押し込みながら、テイクダウンを狙う。ペレイラは左のオーバーフック、離れて右ストレートを上下に打ち分ける。
ケージを背負いながらもパンチを効かせるペレイラ、グラついたシウバにパンチの連打を浴びせていく。シウバは組み付いたが、ペレイラがケージに押し込んでアッパーとヒジを打ち込む。左ボディからヒザ、さらにパンチの連打で追い込むペレイラに、ダブルレッグを狙ったシウバ。これをスプロールしたペレイラが、スタンドに戻ると左右フックを叩き込む。残り1分で相手をケージに押し込んだペレイラ、体勢を入れ替えたシウバは両腕を差し上げてバックを狙う。テイクダウンこそを奪えなかったが、最後の力を振り絞ってパンチで攻め立てるシウバだが、ペレイラのアッパーが当たると再びグラついた。しかしダウンを拒否、試合終了までシウバが耐え抜いた。
判定はジャッジ3者ともペレイラにフルマークでつけ、元GLORY2階級王者がMMA5連勝、UFCでは2勝目を得た。