【DEEP Tokyo Impact2022 01】鋭く、速く、強い石司晃一が戻ってきた。三村を左フックで83秒殺
【写真】あの石司が戻ってきた。そう言い切れるような圧力と破壊力を見せた(C)MATSUNAO KOKUBO
<バンタム級/5分3R>
石司晃一(日本)
Def.1R1分23秒by TKO
三村亘(日本)
左ローを蹴った三村、ジリジリと前に出る石司に再び左インサイドローを蹴る。続いて見振るってワンツーの左フックでステップインした三村は、石司の蹴りのフェイントで距離を取り直す。すぐに距離を詰め、手を出さずに三村をケージ際に追い込んだ石司がワンツーをバックステップでかわし、左ミドルを払う。
三村は姿勢を乱すが、すぐさま起き上がりケージの前で左右に回る。ローに対し、左ハイを繰り出した石司がロー、かわした三村のローも空振りに。攻撃のあと姿勢が乱れ、隙ができる三村に対し、石司はブレがない。と、石司は左を見せておいて右フックを打ち込むと、この一発で三村は背中を見せてしまう。
殴られながら前を向いた三村がガードが固めるが、石司は左フック一閃。後方に倒れた三村を見て、即レフェリーが試合を止めた。
「自分は何年か前から病気とケガの影響があって、体が動かなくなってしまって練習も思うようにできなくなって。動きも急に悪くなって試合も何度か負けて、本当に情けない姿を見せてしまったんですけど、そこから休んで去年、良くなってきてからまた復帰してきて。戻ってきてから全部勝って、上がってくることができるようになったんで。体が動かなくて一番苦しい時期も絶対に復活できると信じて、ずっとやってきたんで。徐々に調子を取り戻して、復活してきたのを見せられるようになったんじゃないかと思います。これからもっと勝ち上がっていきたいと思いますんで、また見てもらえたら嬉しいです。ありがとうございました」と石司はマイクで話した。