【DEEP JEWELS36】TDで食らいつく、グラウンドコントロールで勝った桐生がサダエに判定勝利
【写真】サダエのRNCと腕十字を凌いだ桐生が勝利(C)MATSUNAO KOKUBO
<49キロ契約/5分2R>
桐生祐子(日本)
Def.2-1.:20-18.20-18.19-19(サダエ)
サダエ・マヌーフ(日本)
※カッコ内はマスト判定
サウスポーのサダエに、桐生は左ジャブと左ロー。サダエも右ローを返す。サダエが距離を詰めて相手にケージを背負わせるが、桐生も押し返す。しかしサダエの右をもらった桐生が下がってしまう。桐生はパンチで応戦、サダエにケージを背負わせてからダブルレッグで組みついた。サダエに背中をつけさせてから、立ち上がろうと試みるサダエをコントロールする桐生。サダエはハーフガードに。下からテッポウを打つサダエだが、桐生の抑え込みが強く、返すことができない。エビを打つサダエに左の鉄槌を落としていく桐生、しかしサダエのディフェンスに対して立ち上がる。
サダエも足を利かせながら立ち上がった。桐生はすぐに組みつき、ボディロックでサダエをケージに押し込む。いったん離れてからダブルレッグに切り替えた桐生、サダエはスプロールからバックに回る。スタンドの桐生からバックマウントを奪ったサダエは、右腕を相手の首に絡めてRNCを狙ったが、ここでラウンド終了のゴングが鳴った。
最終回、桐生が前に出る。桐生のダブルレッグをカットしたサダエが、右腕を差し上げるも桐生が切り返してボディロックでサダエをケージに押し込んだ。そしてバックに回る桐生がグラウンドに持ち込む。左腕をサダエの首に回した桐生だったが、クラッチできずに鉄槌を落とす。ハーフガードのサダエにパンチを落とす桐生、サダエも切り返してスクランブルが展開される。右足へのシングルレッグでテイクダウンした桐生に、サダエが下から三角を狙うも、ここは桐生が頭を抜いた。再びガードインした桐生へ、サダエは下から足を上げる。桐生は相手に体をつけて抑え込む。
ケージ際へ動き、パウンドを連打する桐生だったが、サダエに立たれてしまう。ケージ際の差し合いから、一度ケージ中央で押し戻すも、桐生がテイクダウンを狙い続ける。桐生のシングルを潰すサダエ、桐生もしつこく食らいついていくが、クラッチを切ったサダエがバックを狙い、桐生の右腕を足で固定する。それでもシングルを狙い続ける桐生に対し、鉄槌を落としながら腕十字も狙うサダエだったが、このままラウンド終了のゴングを聞いた。
判定はジャッジ1名がイーブン、マスト判定でサダエにつけたが、他2人が20-18で桐生につけて桐生が判定勝ちをおさめた。