【UFN201】序盤優勢だったアラン・ボドウだが、ポーターに競り負けオクタゴン初勝利逃す
【写真】時間が進むほどに疲れが目立ったボドウとは対照的に、疲れてもポーターは前に出続けた(C)Zuffa/UFC
<ヘビー級/5分3R>
パーカー・ポーター(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.29-28
アラン・ボドウ(フランス)
左ジャブを伸ばすポーターに対し、ボドウもジャブを返す。ジャブから右を当てたボドウだが、ポーターはここで前に出て右を打っていく。間合いを取り直したボドウは、右を被弾しても右アッパーをヒット。それでも前に出るポーターのシングルをスプロールして防いだボドウが、ケージに押し込まれる。離れたポーターに右アッパーを引き続き打っていくボドウは、コンビのなかにアッパーを組みこみ、とにかく前に出てくるポーターにクリンチで右を突き上げる。
ポーターはケージに押し込み続け、離れ際にエルボーを狙う。離れたボドウは前蹴りを腹に入れた直後にボディロックテイクダウンを決められたが、すぐに時間となった。
2R、パンチを振るって前進するポーター。回るボドウはローを飛び上がるようにチェックする。手数が多く、前に出るのはポーターで。ボドウは組まれるとヒザやアッパーを繰り出す。ポーターは執拗に組みテイクダウン狙いも、切り返したボドウが逆に上を取る。p-ターはレッスルアップからバックに回る。
動きが落ちたボドウは胸を合わせた状態でケージに背に抑えられる。離れたポーターがワンツー&ロー、ボドウはジャブを伸ばすが大きく息をしている。ポーターはクリンチでケージに押し込み、ボドウを削っていく。残り1分、打撃の間合いに戻りボドウが右オーバーハンドを振るう。ポーターも右を返し、ジャブに左フックを合わせていく。両者疲れ、最後の10秒でステップイン&ローのポーターに、ボドウはカウンターの右を当てた。
最終回、ジャブを伸ばすボドウ。飛び込んで、縦ヒジをも繰り出す。ポーターはローを蹴り、ボドウが左フックを打ち込む。ポーターは前に出てパンチを纏められ、ローに右を合わされる。ボドウがジャブを当て、右アッパーのカウンターと精度と上回り、さらにワン―を入れるなど手数も増えている。最後の2分半、自分の戦いでもある時間になり、ボドウはポーターのテイクダウン狙いを切る。ポーターは諦めず、ケージにボドウを押し込むとついにダブルレッグでテイクダウンを決める。
ハーフで抑えたポーターはアメリカーナを仕掛ける。極まらないとみると、エルボーを入れ枕で固めつつ、パンチを打っていく。さらにアメリカーナ狙いからマウントを取ったポータは左右のパンチを打っていく。力で上体を起こしたボドウを潰し、ポーターが連打したところでタイムアップに。最後に反撃を受けたボドウは、ジャッジ3者が28-29をつけ裁定で判定負け──UFC初勝利はならなかった。