【Gladiator016】TDとグラウンドコントロールは評価されず。竹本啓哉に福島啓太が判定勝利
【写真】竹本に鼻血を出させ、バックコントロールを凌いだ福島が判定をものにした(C)MMAPLANET
<バンタム級/5分2R>
福島啓太(日本)
Def.3-0
竹本啓哉(日本)
サウスポーの竹本に対し、福島は左ハイと右ロー。続いて福島が右ミドルハイを繰り出したところにダブルレッグで組み付いた竹本が、そのままケージに押し込んで尻もちを着かせた。ケージに背中を着けた福島、竹本はボディロックからバックに回り、バックマウントを奪った。そして福島の左腕を抑えながら、右カカトを相手のボディに叩きつけて削る竹本。福島は体を反転させて、竹本を振り落とそうと試みるも、竹本はバックマウントをキープし続ける。
マットに足を這わせて回転した福島がバックマウントから脱出し、試合はスタンドに戻る。右バックフィストを見せる福島。しかし竹本がまたもテイクダウンを奪い、ハーフガードの福島をボディロックのままケージ際へ運び、抑え込んだまま1Rを終えた。
最終回、互いにフェイントをかけて探り合う中、竹本がプレスをかけて福島にケージを背負わせた。福島もすぐにケージ中央まで戻るも、竹本がダブルレッグで飛び込み、またもケージ際でグラウンドに持ち込む。相手の左足を挟み、さらに右足首を持って福島を立たせない竹本。しっかりとボディロックで相手をケージに押し付け、パスからバックを狙う。左足を差し込んだ竹本に対して、福島はコツコツとパンチを返す。しかし竹本は食らいついて離さない。福島が起き上がった瞬間、完全にバックを狙いに行った竹本は、立ち上がる相手の背中に飛び乗った。
右足を差し込み、四の字ロックの形になって鉄槌を落とす竹本。さらに相手の左腕を抱えるが、福島は竹本の右腕を抑える。そのまま竹本を頭からマットに叩きつけたが、竹本のクラッチは離れないまま試合が終了した。
竹本がグラウンドで試合をコントロールしたかに見えたが、竹本に鼻血を出させた福島の打撃が評価されたか。福島が3-0の判定で勝利した。