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【WJJC2021】ポスト・ミヤオ時代、ユニティのジエゴ・パトがライトフェザー級で頂点引き継ぐ

【写真】嶋田、マキニを倒しての堂々のライトフェザー級の頂点に立ったジエゴ・パト(C)SATOSHI NARITA

8日(水・現地時間)から12日(日・同)まで、カリフォルニア州はアナハイムのアナハイム・コンベンションセンターにて、IBJJF主催の世界ブラジリアン柔術選手権が行われた。
Text by Isamu Horiuchi

道着着用柔術の世界最高峰の大舞台。第8弾は嶋田裕太を破ったジエゴ・パト・オリヴェイラの準決勝と決勝、ライトフェザー級に新時代の幕上げを告げる優勝への道程を振り返りたい。


嶋田との準々決勝で恐るべき実力を見せつけたジエゴ・オリヴェイラは、準決勝ではもう1人の優勝候補と目されていたメイハン・マキニとの大一番に。マキニの凄まじいパス攻撃を耐えて50/50戦に持ち込むと、終盤足の絡みが解けた瞬間にパス狙いから目にも止まらぬ速度のバックテイクへ。マキニに場外逃亡を余儀なくさせて決定的な2ポイントを奪い、事実上の決勝戦を制した。

<ライトフェザー級準々決勝/10分1R>
Def.ジエゴ・パト・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.6分06秒by 肩固め
マラカイ・エドモンド(米国)

続く決勝でオリヴェイラを待っていたのは、ほとんどの者にとってノーマークの新鋭、マラカイ・エドモンド。シットアップで上を取ったオリヴェイラは、プレッシャーパスからマウントを奪取し、肩固めを極めて僅か6分少々で圧勝した。オリヴェイラは、ユニティ柔術の先輩であるミヤオ兄弟がマスターに戦いを移した後の、新時代到来を高らかに告げる形で初優勝を遂げた。

【ライトフェザー級リザルド】
優勝:ジエゴ・オリヴェイラ(ブラジル)
準優勝:マラカイ・エドモンド(米国)
3位:メイハン・マキニ(ブラジル)、レネ・ロペス(米国)

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