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【NEXUS25】ネクサス初陣の讃岐シューター=高岡宏気が、勅使河原をクリンチ&テイクダウンで下す

【写真】パンチを見せてからの組み、テイクダウンでネクサス初陣で判定勝ちした高岡(C) MMAPLANET

19日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS25が開催された。

ここでは修斗からネクサス初出場となった高岡宏気と勅使河原稜太の一戦の模様をお伝えしたい。


<バンタム級/5分2R+ExR>
高岡宏気(日本)
Def.3-0
勅使河原稜太(日本)

4月大会を負傷欠場し、今回がネクサス初陣となった四国のプロシューター高岡に対し、勅使河原がローを蹴る。そのローにワンツーを合わせようとした高岡は、左右のローで前足を蹴られながらも距離を詰めていく。勅使河原はローを繰り返すが、高岡の右オーバーハンドを被弾する。

一瞬間を置き、組んだ高岡のシングルに体を入れ替えた勅使河原が、パンチを見せて離れる。

スイッチした勅使河原に高岡が右、ワンツーを打ち込む。勅使河原の左ミドルに組んだ高岡はダブルアンダーフック&ボディロックでテイクダウンを狙う。ケージを利して耐えた勅使河原は、掌底を打つ。

残り1分を切り、懸命にスタンドをキープしていた勅使河原からついに高岡がテイクダウンを奪う。

右足を腿の上に置き、立ちスクランブルを防いでいて高岡は、背中を見せて立ち上がった勅使河原をバックコントロールし初回をリードした。

2R、組みつく機会を伺う高岡に対し、勅使河原が右ハイ。そして跳びヒザを繰り出す。

右から左を振って距離を詰めた高岡は、もう一度右フックを振るってこのタイミングでは組みつかない。ハイから前に出た勅使河原のローをチェックした高岡は、右オーバーハンド&シングルレッグを仕掛ける。勅使河原はケージにもたれて片ヒザをついた状態から、ボディロックで背中をつかされる。

直後にブリッジし、上下を入れ替えスクランブルに成功した勅使河原だが、ボディロックから逃れることはできない。ここでもケージに詰めた高岡がボディへのヒザ蹴りにレベルチェンジ、ダブルレッグで尻もちをつかせる。ここも時間をやや使ったもの立ち上がった勅使河原はヒザを入れて離れ、最後の1分に逆転をかける。

高岡は組みの圧力で打撃戦にもちこませないなか、勅使河原が前蹴りをボディに入り、右ローに続ける。残り30秒、右フックを伸ばしダブルレッグに入った高岡が勅使河原にギロチンのセットを許さず、足を束ねて抑える。最後にバックに回った高岡が3-0で判定勝ち。

今後はネクサスでフライ級王座を目指すのか、修斗フライ級戦線での浮上を狙うのか──いずれにせよ、敗北とドローを繰り返していた高岡は2年7カ月振りの勝利を手にし、良い年越しを迎えることができそうだ。

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