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【DEEP JEWELS35】下攻めを凌いだ古瀬が、立ちで優勢も──村上がトップ柔術で腕十字極める

【写真】5分弱の試合タイムで様々な攻防が見られた好勝負。上からの攻め、下からの攻め、前者のより有効性が見られるMMAだからこそ、どれか一つキーポイントを挙げるなら、村上が決めた小内刈りか(C)MMAPLANET

<ミクロ級/5分2R>
村上彩(日本)
Def.1R4分58秒by 腕十字
古瀬美月(日本)

サウスポーの古瀬に対し、組んでいった村上がスタンドでクローズドガード&ギロチンに。

体を伸ばしギロチンを防いだ古瀬は、着地して引き込んできた村上から離れてスタンドに戻る。右を振るい組んできた村上に対し、古瀬は左を当ててダウンを奪う。パウンドの追撃を狙う古瀬の足を取ろうとする井上だが、古瀬は即反応してスタンドに戻る。

村上もすかさず立ち上がって追いかけ、クリンチも古瀬が首相撲でヒザを入れる。ここで逆に村上のヒザが急所に当たったか、古瀬の動きが一瞬止まる。そのまま試合は続き、ジャンピンガードを狙った村上は、すっぽ抜けて背中をマットにつく。Zハーフから逆足を取りって潜った村上は、すかされるとレッスルアップで立ち上がりケージに古瀬を押し込んでいく。

古瀬は首相撲&ヒザをボディ、続いて顔面に突き刺す。

ヒザを受けながらシングルに出た村上は、切られても両ワキを差して小内刈りでテイクダウンを奪い──バックを許さないようスクランブルでなく背中をつけた古瀬をサイドで抑える。

ハーフで息を整え、足を抜きかかる村上に対し、古瀬はバタフライガード。村上は右腕でワキを差してパスガードの圧力をかける。

懸命に足を効かせる古瀬だったが、ついに足を抜かれてサイドで抑えられる。残り1分、ニーインベリーからマウントに移行した村上は、十字を伺いつつパンチを連打。

古瀬のシザースを防ぎ、左右のパンチを連続で打ちこんだ村上は残り10秒を切ってから腕十字をしかけ一本勝ちした。


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