【写真】弱気になることが極力なかった桐生が、復帰戦で判定勝ちを収めた(C)MMAPANET

＜ストロー級／5分2R＞
桐生祐子（日本）
Def.3-0:20-17.20-18.19-19 must
井上智子（日本）

引退撤回、2年2カ月ぶりの復帰戦を迎えた桐生は長身の井上の右ジャブを受け、ローを返す。井上は左右構えをかえて、右ロングを伸ばす。スイッチしながら左右のジャブ、そしてワンツーを見せた井上に組みついた桐生はケージに押し込むと、キムラ狙いにダブルレッグを決める。

キムラクラッチを続ける井上が、腕をリリースすると桐生はハーフでボディから顔面とパンチを打ちつける。

煽りたい井上の動きにマウントをとりいった桐生はブリッジでリバーサルを許すと、下から三角を狙う。腰をあげさせ、窮屈な状態にした井上は頭を抜いたところでシングル狙いの桐生のバックに回り時間となった。

2R、右を入れた井上。左に回って右オーバーハンドをヒットさせると、桐生がケージまで下がる。

飛び込んでのパンチからヒザを狙った井上だが、組んだ桐生が逆にケージに押し込んでダブルレッグを決める。キムラからの煽りを切ってトップをキープした桐生は鉄槌を落として立ち上がると、もう一度ガードの中に入ってハーフでパウンドを打ち込む。

ニーシールドから足を取りに行った井上がトーホールドへ。桐生は反転してヒザを抜くと、パウンドを連打する。ニーシールドにも鉄槌を落とす桐生は、再度トーホールドを仕掛けた井上に対し、上を取って殴っていく。前転&ガードに戻った井上は、スタンドから飛び込んだ桐生のパンチを受け、足を越されるとスクランブルでシングルレッグへ。

スプロールした桐生がバックに回ってパンチ、ここもシングル狙いの井上はパンチを被弾しながら上を取るが、桐生は下になりながらも右足で頭を刈って肩抜き後転で上向いて腕十字へ。腹ばいになった井上が、防いだところで時間に。

復帰を喜び真っ先に連絡をくれた友人を相手に、判定勝ちを収めた桐生はセコンド、友人、サポーターの「愛」があって戦えることを感謝し涙した。

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