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【DEEP105】甲乙つけがたい接戦も、30-27が2票あり牛久絢太郎が4-1で神田コウヤを破り王座防衛

<DEEPフェザー級選手権試合/5分3R>
牛久絢太郎(日本)
Def.4-1:30-27.30-27.29-28.29-28.28-29
神田コウヤ(日本)

すぐに左を伸ばし、右フックを振るう神田。牛久も前に出て左オーバーハンド、そのまま組んでケージに押し込んでいく。体を入れ替えた神田が、ヒザを見せる。両ワキを差した神田がヒザを続け、首相撲にも胸をつけるとブレイクが入る。互いにローを蹴り、神田が右ジャブ、牛久が右フックを繰り出す。前に出た牛久は、踏み込んでからパンチを出す。神田は右を被弾し、ミドルを蹴られるとスイッチを見せ、オーソに戻すと右ハイを蹴っていく。続けて神田はテンカオからパンチをまとめていく。

神田のジャブを叩いて、右を伸ばす牛久。神田はヒザ、そしてヒジを繰り出す。組まれてもテイクダウンを許さず、神田はここもケージに牛久を押し込む。すぐにブレイクとなり、間合を取った両者、大きな動きはなく時間を迎えた。

2R、ジャブに左オーバーハンドを合わせていった牛久に対し、神田もその踏み込みにヒザを狙う。ヒザのフェイクから左ストレートをヒットさせた神田。牛久は間合いを取ってからローに左を打たれてケージの前まで下がらされる。神田は攻め急がず、呼びこんで右ジャブを打っていく。ここから左ストレート、さらに右フックにつないだ神田はダブルレッグを切り、体を入れ替えてケージにチャンピオンを押し込む。

神田がヒザを腹に入れ、牛久も首相撲からヒザを返す。ここもブレイクとなり仕切り直しとなり、神田は左右のフックを振るう。蹴りを散らし、ジャブを伸ばす神田は左をかわしてヒザ蹴りへ。牛久は組んでいくがテイクダウンは奪えない。強いスプロールで防ぎ、離れて右ジャブから左ストレートと神田のペースで進むなか、牛久は左オーバーハンドを当てる。続いて左フックもヒットさせた牛久が右ミドルを入れたところでラウンド終了となった。

最終回、前に出る牛久がオーバーハンド、神田も右フックに右からヒザを繰り出す。バランスを崩した神田だが、組みつかせず離れたところで牛久が後ろ回し蹴りを見せる。続く神田のヒザ蹴りにテイクダウンを合わせた牛久がトップに。神田はクローズドを取り、首を抱えて膠着誘発か。ケージに押し込んでいった牛久は、スクランブルでバックに。神田はワンフックにも、胸を合わせて逆に牛久をケージに押し込む。

両者ヒザを蹴り合い、神田は隙間を創ってヒザを続ける。払い腰を耐えて離れた神田にジャブを伸ばす。牛久も間合いをはかり、試合は残り30秒に。牛久は右ローを続け、右ミドルへ。神田が右リードフックから左ミドルを蹴って、叫び声を挙げる。そのまま両者が踏み込めないまま時間に。

最終回は牛久、初回と2Rはどちらがとってもおかしくないというラウンドだったか。結果、4-1で牛久に凱歌が挙がり2度目の王座防衛となった。

「RIINのベルトを獲ると、どうしても身がそっちに行きがちになりますが、僕は第10代DEEPフェザー級チャンピオンです。DEEPを代表して大舞台で活躍していきます。DEEPにもっと良い選手がいるので皆さん、もっと見てください。そうしたら大舞台ももっと面白くなります」と牛久はマイクで話した。


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