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【Lemino Shooto04】初の後楽園ホールで青柳洸志とリザーブ戦、神田T800周一「現場で研究を続けたい」

【写真】このTシャツに込めた想い(?)を叶えることはできるか(C)SHOJIRO KAMEIKE

30日(月)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto04に、神田T800周一が出場。バンタム級サバイバートーナメントのリザーブファイトで、青柳洸志と対戦する。
Text by Shojiro Kameike

神田にとっては昨年4月、Gladiatorでルキヤを肩固めで下して以来、1年振りの試合。意外なことに、2013年にプロデビュー=MMAキャリア13年目の神田にとって、これが初の後楽園ホールでの試合だ。ベテランとして「意味のある試合をやっていきたい」という神田。ルキヤ戦後にはTORAO=地元・広島をはじめ、近い地域で戦うことを考えていたという。その神田にとって今回、Lemino修斗に出る「意味」とは。


自分としては『後楽園ホールが何だっ!!』みたいな感じで――

――リモート画面が繋がった瞬間、驚きました。試合の公式バナーがプリントされたTシャツはオリジナルで制作したのですか。

「画像は勝手に公式から引っ張ってきて、創りました。アハハハ」

――何百枚も創って販売しなければ大丈夫だとは思いますが……。

「このTシャツは2枚創って、試合が終わったら相手にも渡そうと思っています。勝ってTシャツをあげる――ウザいヤツですね。負けたら相手に渡す余裕はないかもしれないですけど(笑)」

――当然、試合は試合であり結果は分かりません。「負けたら相手に渡す余裕はないかも」という可能性がありながら、なぜTシャツを創ったのでしょうか。

「僕もベテランになり、あと何戦できるか分からない。だから思いついたことをやろうというスタンスです。今回、地方から東京の大会に出場するわけじゃないですか。何か露出するタイミングで、少しでも話題づくりをしたくて」

――神田選手にとって後楽園ホールで戦うのは、次の試合が初めてなのですね。

「パンクラスでプロデビューした頃は、同じ東京でもディファ有明で試合をしていました。自分としては『後楽園ホールが何だっ!!』みたいな感じで、後楽園ホールで試合をしたいとは言わないようにしていて。でもやっぱり聖地は聖地ですよね。いざ決まると、メッチャ嬉しいです(笑)」

――アハハハ。多くのファイター……特に首都圏以外の選手は、同じ気持ちを持っていると思います。

「自分の中ではまた修斗に出ることになっても、後楽園ホールに呼んでもらえるとは想像していなかったです。修斗の中でも自分を大事にしてくれていたTORAOで、選手としてやり切ることができたら良いな――と考えていました」

――確かにTORAOであれば広島、山口、そして福岡と地元に近い場所で大会を開催しています。

「そんななかでLemino修斗に出るというのは、岡田遼さんから頂いた嬉しいボーナスというか。労っていただいたうえで、キツい仕事が来るというのも嬉しいです」

――その後楽園ホール初登場が、ルキヤ戦1年振りの試合となりました。

「実はルキヤ戦で怪我をしまして。2Rに最初の投げを耐えた時に、ゴリゴリと鳴ったんですよ。あとで前十字靭帯を損傷していることが分かりましたけど、その時は『ちょっと怪我したかなぁ』と思っていた程度で。でも『この状態では3R目まで行ったら……』と、いつもは判定決着男なのに焦って極めに行きました。だから今回は怪我からの復帰戦という部分もあって。

ルキヤ戦から1年間、ジムで指導をしながら怪我を治していました。半年もすればしっかり練習できるようになったし、チャンスがあれば試合をしたいと思っていたんです。その復帰戦のタイミングが今回だった、という感じですね」

――地元で自身のジム(KTCMMA)を運営する一方、試合も続いていました。大きな怪我を負いましたが、一度落ち着くことができたのではないですか。

「そうですね。練習は僕の趣味なので、コンスタントにやっています。ただ試合については、ここ数年は『意味のある試合をしたい』という気持ちが強くて。焦って試合をしたいという部分は全くないですね。意味がある試合のオファーが来たら受けたいという気持ちがあるなか、今回Lemino修斗さんに振り向いてもらえるなら光栄です――という想いで、オファーを頂いた時に出場を即決しました」

修羅の国で輝きたいし、選手としてここで死んでいっても良い

――意味のある試合、というのは?

「意味のある、って幅のある言葉だから難しいけど……一つはテーマがあることですよね。僕は広島でジムを運営しているので、ジム生に試合を見せるというのは大きなテーマです。特に地元で戦うところを見せることで、格闘技の文化を創っていく。それはずっと考えていたことでした。でも今回のように後楽園ホールで戦い、『僕が地元でやっていることは後楽園ホールまで繋がっているんだよ』と皆に見せることもすごく意味のあることだと思って。Leminoというプラットフォームで、広島にいながら試合を視ることもできますし」

――Lemino修斗が立ち上がった時は、どのようなイメージを持っていましたか。

「岡田さんのUFCへのこだわりが感じられる、すごく美しい山だなって思いました」

――美しい山!

「UFCに続いていく、真っ直ぐさのある大会。国内で純粋な強さを競って、海外に出て行く。ただ、美しいとは思いましたけど、僕はUFCを目指すという年齢でもないので、ご縁はないかなと思っていました。でも声を掛けていただいて光栄ですね。何か自分にできることがあれば――UFCを目指す若い選手たちの中にベテランのエッセンスを加える感じだったら良いなと考えていました。

僕はUFCを目指す立場じゃないから、そんな自分のために毎回、試合のために東京へ行く費用を出してもらえるとは考えていなくて。それなら若い選手がやってほしい、と思っています。自分は若い選手の育成のために、試合でぶつけられる立場だと考えているので。それは野瀬君にやられているから、もう役目は終わっているのかもしれないけど」

――……。

「でも僕は、このUFCを目指すための修羅の国で輝きたいし、選手としてここで死んでいっても良いと思っています。自分が輝く場所であり、死ぬ場所。だから、若い子にぶつけてもらって全然構わないんですよ。若い選手との対比でベテランの味を見せることが僕の使い方なのかな、って」

――なるほど。対戦する青柳選手の印象を教えてください。

「青柳君も地方でコツコツ頑張っているグラップラーで、自分と同じポジションなのかな。あまり派手な技はないけど力の強いグラップラー、という印象はありますね。正面衝突すると堅いかもしれない。いなして、いなして、隙を突いていきたいです。彼が相手なら打撃でもやれると思いますし」

――対して神田選手はこの1年間、どのように過ごしてきましたか。

「怪我はありましたけどジムで指導しながら、格闘技について考えることが増えたのは良かったと思いますね。日々、原理原則を探し続けているような感じで。毎日毎日考えているので、それが自分の中で良い影響を及ぼしている気はします。ただ、それはやっぱり試合で見つかることも多いので、まだ僕は試合から降りられない。現場から離れると見えなくなることも多いですから。僕は今、指導者であり研究者という立場でもありますけど、現場で研究を続けたい。

今回はトーナメントのリザーブ戦なので淡々と戦い、ベテランが一生懸命やっている姿を見せる。オジサンなりに次の――これから意味のある試合に繋げたいなって思います」

■視聴方法(予定)
3月30日(月)
午後6時~ Lemino

■Lemino Shooto04 計量結果

<ウェルター級/5分3R>
木下憂朔:77.5キロ
ビクター・バレンズエラ:76.9キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
藤田大和:57.1キロ
ルケ・コンセイソン:56.7キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
中島陸:61.0キロ
エリー・ワイズ:61.65キロ → 61.25キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<バンタム級サバイバーTリバイバル2026リザーブファイト/5分3R>
青柳洸志:60.9キロ
神田T800周一:61.2キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フェザー級/5分3R>
宇藤彰貴:65.8キロ
カイル・マヨッキ:65.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<ストロー級/5分3R>
畠山隆称:51.9キロ
内藤頌貴:52.1キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<フライ級/5分3R>
シモン・スズキ:56.4キロ
饒平名知靖:56.4キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<69キロ契約/5分2R>
モリシマン:68.8キロ
宮路智之:68.5キロ
(C)LEMINO SHOOTO

<キッズ修斗 40キロ契約/3分1R>
河上琥珀:当日計量
大貫翔葵:当日計量

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