【VTJ2021】宇佐美正パトリックが野村駿太から左フックでダウンを奪い、プロ2戦めは大差の判定勝ち
【写真】左ボディと左ヒジを当てたパトリック、さらに左フックでダウンを奪った (C)MMAPLANET
<ライト級/5分2R>
宇佐美正パトリック(日本)
Def.3-0:20-17.20-17.20-18.
野村駿太(日本)
野村はガードを下げて遠い距離から踏み込み、パトリックはガードを上げて迎え撃つ。互いのバックボーンが明確な形で試合がスタート。野村の右バックスピンキックの打ち終わりに、パトリックが右ローを返した。そしてパトリックが組み付き、左腕を差し上げて野村をケージに押し込んでいく。野村が右オーバーフックに捉えると、パトリックはクラッチを外して左のフックを放った。
離れてケージ中央に戻った両者、パトリックの左目上に大きな傷が見える。パトリックは一度相手をケージに押し込むが、打撃戦では野村が首相撲からショートレンジのヒジを当てる。野村が右ローから右ショートのストレート。離れ際にパトリックがパンチを放つが、野村はバックステップでかわす。組み合いの攻防では、パトリックがケージに押し込む。野村が離れると、パトリックの左ボディが当たり、野村の動きが止まった。
もう一発ボディを放ったあと、俄然パンチと、首相撲からのヒザ蹴りを突き刺すパトリック。グラウンドではパウンドを放つがスタンド戦を要求し。スタンドに戻るとパトリックは左ヒジからヒザ蹴りを連打し、さらに前蹴りをボディに突き刺して野村に背中を着かせた。
最終回、野村が右ローから右の打ち下ろし。さらに半身の体勢からサイドキックを放つ野村に対し、パトリックはパンチから組み付いていく。野村は両腕を差し上げてからヒザ蹴りを突き刺すと、パトリックは離れた。首相撲から右ヒジを繰り出したパトリックが、そのまま相手をケージに押し込んだ。ケージ際で首相撲からヒザ蹴りを出す野村に、パトリックは離れてから左ボディ。続いてパトリックは組み付いて野村をケージに押し込む。
倒せないとみるや離れたパトリックに対し、野村は右のスピニングバックフィスト。パトリックはやはり組み付いて野村を押し込んでいく。ここでブレイクがかかり、ケージ中央で再開すると、飛び込んでくる野村にパトリックがパンチを当てる。しかし離れた野村もワンツーを当てる。パトリックは組み付いてケージに押し込むもブレイクに。ケージ中央で再開後、パトリックが左フックでダウンを奪った。野村を絶たせたパトリックは、またもパンチを当ててから組み付きケージ際でブレイクとなる。
残り30秒、打撃戦では最後にパトリックが右ストレートを繰り出してからダブルレッグで野村に尻もちを着かせた。最後はパトリックがケージ際で野村にパンチを落として終えた。
判定は2Rにダウンを奪ったパトリックの勝利。格闘DREAMERS出身のパトリックが、プロデビューから2連勝を飾った。