【Shooto2021#07】渡辺久江も参戦決定のリーグ戦で、まずは澤田千優がTDで中村未来を制する
【写真】1Rは打撃で不利になりながら、2Rにテイクダウンを盛り返した澤田が勝利(C)MMAPLANET
<インフィニティリーグ2022女子アトム級/5分2R>
澤田千優(日本)
Def.2-0:20-18.20-18.19-19.
中村未来(日本)
試合前、今回のインフィニティリーグに渡辺久江のMMA復帰&参戦が発表された。
澤田が距離を詰めて、右ミドルを繰り出した中村にダブルレッグを仕掛ける。これをカットした中村はパンチとサイドキックで距離を取るも、澤田は再び組み付き、右腕を差し上げて中村をケージに押し込んでいく。離れた中村は左ロー。澤田が近づいてくると左右のフックを返していく。打撃がなく組んでいくためか、澤田は優位な体勢で組み付けない。しかし中村をケージに押し込むと、近い距離で右ヒジを繰り出しながら、ダブルレッグでテイクダウンを奪った。
中村が立ち上がると、左足へのシングルに切り替えた澤田。グラウンドには持ち込めなかったが、そのまま中村をケージに押し込み、中村が足を使って離れるところに打撃を見せる。距離ができると中村のパンチと蹴りが活きるなか、中村が左クロスを狙う。澤田は右手で中村の首を抱えて左ヒジを狙う。さらに、こかされた中村に澤田が左の蹴りを当ててしまったため、レフェリーの注意が入る。再開後、すぐに距離を詰めて中村をケージに押し込んだ澤田が、腰投げでグラウンドに持ち込む。しかし中村もすぐに立ち上がった。
最終回、距離を詰める澤田に対し、中村は尻もちを着く。ここで組んだ澤田が、立ち上がる中村をケージに押し込み、首投げで倒していく。しかし中村はすぐに立ち上がる。中村のワンツーに対し、澤田はインサイドから右を狙う。中村の左ストレートに対し、澤田も左を返す。さらに中村の左ストレートがクリーンヒットするが、打ち終わりに澤田が組み付いてボディロックから中村に背中を着かせた。そのまま澤田が中村をケージに押し込み、ここでも中村が立ち上がる。
中村の立ち上がり際にアームインギロチンを狙った澤田。首を抜いた中村を、ダブルレッグでテイクダウンした澤田が、立ち上がる中村を再びダブルレッグでグラウンドに引きづりこむ。中村は立ち上がれないとみるや、澤田の足を取ってヒザ十字へ。これは極まらず、澤田がサイドバックからパウンドを連打。最後は立ち上がる中村をケージに押し込んでいった。
判定はジャッジ2人がフルマークをつけて、澤田の勝利を支持。澤田はこれがプロ初勝利となった。