【Bellator270】ギロチン合戦となった期待の一戦は、体重オーバーのミックスがギャラガーからタップ奪う
<137.8ポンド契約/5分3R>
パッチー・ミックス(米国)
Def.3R0分39秒by ギロチン
ジェイムス・ギャラガー(アイルランド)
左ハイを繰り出すミックス、ギャラガーがローを返す。ミックスの左ヒザ蹴りをキャッチしたギャラガーがダブルレッグへ。ギロチンに取ったミックスは、ケージを背負ったスタンドの状態からマットに背中をつかされるとハーフで絞め続けるが、徐々にルーズになる。
ギャラガーは頭を抜き、スクランブで逆にギロチンを仕掛ける。ミックスはヒザを抜いてパスを狙い、頭を抜く。ハーフで抑えたミックスのパス狙いにギャラガーが足を戻していきケージを背負う。スクランブルでバック狙いのミックスは、正面を向きなおす。ギャラガーが立ち上がり、試合は打撃の間合いへ。右からヒザを繰り出すギャラガーに対し、ミックスが左フックから左ミドルを蹴っていく。
打撃の圧はギャラガーが上回り、左リードフックからボディショットを入れる。ミックスは左ミドルを返すも、ローにワンツーを合わされそうになる。と、ギャラガーが一気にダブルレッグを決めるもミックスがスイープで上を取り直し初回が終わった。
2R、左ジャブから右を伸ばして前に出たギャラガーが、左右のローを蹴る。その右ローが急所に入り、試合が中断。再開後、ミックスのローにギャラガーが右フックを振るって前に出る。ジャブから右フックを続けるギャラガーの跳びヒザは距離が合わない。ミックスも左の蹴りから左を伸ばすが、パンチに真っすぐ下がる場面も。ミックスのダブルレッグに再びギロチンを合わせたギャラガーが、クローズドを取って絞める。
正座をして頭を抜いたミックスがトップを取ると、ケージに押し込んで左で腹を殴る。ギャラガーが背中をつけた時間が続き、残り90秒に。パスからクルスフィックスのミッチは、ケージを蹴って抑え込みから逃れようとしたギャラガーを許さず、上から細かいパンチを落として時間に。
最終回、右フックから組んでいったギャラガー、シングルをギロチンで捕えたミックスが引き込み、さらに反転して上を取って絞めあげるとギャラガーがタップ──ダブリンのファンが、一瞬にして声を失った。
「2Rにコントロールしたから、3Rはテイクダウンを狙ってくるのは分かってきた。1Rは期待した流れにならなかった。体重オーバーだったので、次はちゃんとコントロールして仕上げる」とミックスは話した。