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【LFA117】堀内佑馬と対戦、マーク・クライマコ「ベースはMMA。全てにおいてアドバンテージがある」

【写真】静かに、穏やかに、絶対的な自信の言葉を続けたクライマコ(C)MMAPLANET

5日(金・現地時間)、カリフォルニア州ヴァイセイリアのヴァイセイリア・コンベンションセンターで開催されるLFA117「Dias vs Tanaka」。同大会のコ・メインで堀内佑馬と対戦するのが、キャリア6勝0敗のマーク・クライマコだ。

UFCを目指し、カリフォルニアを拠点に置く堀内と生まれ育ったベイエリアでUFCを目指しトレーニングしてきたクライマコは、MMAファイターとして全てで堀内を上回ると静かに語った。


──堀内戦が明日に迫ってきました。今の気持ちを教えてください。

「計量もスムーズに終わったし、練習もしっかりと行えた。ユーマのような良い相手と戦うことは自分への挑戦でもある。戦う準備はできているよ」

──計量を終えたということですが、堀内選手の仕上がり具合をどのように見ましたか。

「良い感じに見えたよ。彼の戦い方は分かっているし、フィジカルで気にすることはない。ベストのユーマと明日の夜は戦うことができるだろう」

──では堀内選手の印象を教えてください。

「立っても寝ても危険なファイターだ。どの局面でもしっかりと戦うことができる」

──マーク自身はムエタイがベースだと言われているのですが、ここ数戦は相当レスリング力を見せています。もともとのバックグラウンドは何になるのですか。

「僕のバックグラウンドはMMAだよ。子供の頃から、ずっと規律を守って練習してきた。柔術の練習をして成長し、レスリング、そしてムエタイのトレーニングを積んできたから、オールエリアで戦うことができる。コンプリート・ミックスマーシャルアーチストだと思っている。立ち技でも、寝技でもどこでも戦える」

──AKAでMMAを始めたのでしょうか。

「違うロケーションのAKAでトレーニングを始め、今もメインで練習しているのはAKAだよ。その裏でたくさんのジムで多くの選手と練習してきた。ベイエリア中のジムで色々なタイプのストライカー、グラップラーと練習し、多くのコーチの指導を受けてきた」

──既に暫定王座決定戦に出場している堀内選手との試合をどのように捉えていますか。

「タイトルショットを経験しているファイターから挙げる勝利は意味が大きいよ。そういう選手と戦うのは初めてだしね。経験値を上げるという意味で大切な試合になる。でも全てにおいて僕にアドバンテージがある試合だ。

立ち技、グラップリングと同様にレスリング、そしてスタミナ。全て僕が上回っている」

──フライ級王者ビクター・アルタミラノがコンテンダーシリーズからUFCとサインをし、暫定王者のチャールズ・ジョンソンは今もLFAに残っています。堀内選手との試合もそうですが、LFAでどのようにステップアップを果たそうと思っていますか。

「そりゃあビッグプロモーションで戦いたいけど、1試合、1試合、勝利して時間が掛かるモノだと考えている。まずは目の前にある明日の試合に勝つこと。それまで将来のことは考えない。以前はそういう風にこれからのことを考えて試合を戦っていたことがあるけど、今は1試合ごと、常に次の試合に集中するようになったんだ。そうやって1つ、1つ経験値を上げていこうと思う」

──LFAからベトナム系のタン・リー、日本人一家の養子として育ったジェイムス・ナカシマがONEというアジアのプロモーションと契約しました。両親がフィリピンから移住してきたマークは両親の祖国で戦いたいという気持ちはないですか。

「将来的にそういう風に思うかもしれない。でも今はUFCで戦いたいとしか思っていない。そのためにやってきたから。ただ、どうなるのかはこれから次第。僕は経験を積み、成長していきたい。そしてビッグプロモーションで戦いたいと思っている」

──では堀内佑馬戦、どのような試合がしたいですか。

「ミックストマーシャルアーツを見せたい。良いパフォーマンスをして、エキサイティングを試合になるよう心掛けるよ。15分間の試合になろうが、ユーマをフィニッシュしようが、良い動きを見せる。ケージのなかで真価を発揮したい」

──マーク、最後に日本のファンに一言お願いします。

「ハロー。コンニチワ。良い試合をするよ。きっと皆はユーマの勝利を願っているだろうけど、ベストな方が勝つから試合を楽しんで欲しい」

■視聴方法(予定)
11月6日(土・日本時間)
午前11時00分~UFC Fight Pass
午前11時00分~ABEMA格闘チャンネル

■LFA117対戦カード

<バンタム級/5分5R>
ヒカルド・ディアス(ブラジル)
田中路教(日本)

<フライ級/5分3R>
堀内佑馬(日本)
マーク・クライマコ(米国)

<160パウンド契約/5分3R>
エミリオ・ウィリアムス(米国)
バットスムベレル・ダグワドルジ(モンゴル)

<150ポンド契約/5分3R>
ハイダー・アミル(米国)
ホブソン・ジュニオール(ブラジル)

<175ポンド契約/5分3R>
クリスチャン・アヴァロス(米国)
ジェフリー・クレイグ(米国)

<175ポンド契約/5分3R>
アルバート・ゴンザレス(米国)
ドミニク・サマー(米国)

<フェザー級/5分3R>
ブロック・ディアス(米国)
カーロス・フィゲロア(米国)

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