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【DEEP104】DEEPフライ級王者の復帰戦、神龍誠が最終回にダウンを奪い福田とのシーソーゲームを制す

【写真】大苦戦も勝利をもぎとった神龍。一方の福田にとっては今後のDEEP戦線が楽しみな試合内容だった(C)MMAPLANET

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
Def.3-0:30-26.30-27.29-28.
福田龍彌(日本)

サウスポー同士の一戦、福田がジャブを突きながら回る。プレッシャーをかける神龍が距離を詰めてから、福田の右足へ低空のシングルレッグを仕掛けた。しかし立ち上がった福田がケージに押し込んでいくも、神龍はテイクダウンを狙いながら、倒し切れないとみるや後ろ三角へ。両腕は福田の右足を抱えている。福田は足のクラッチを解いてアンクルを狙い、そのままトップを奪った。

相手をケージに押し込みながら、パスを狙う福田が、左のパンチとヒジを当てる。そしてパスに成功した福田が、再度から右の拳を落としていく。亀になる神龍のバックに回った福田に対し、神龍は立ち上がって正対する。右腕を差し上げて相手をケージに押し込む福田。神龍が飛びついてギロチンを狙うと、福田は反応するが神龍は再度セットアップ。福田は凌いでサイドポジションに戻る。神龍はケージキックで逃れようとするが、福田は抑え込みながら立ち上がる神龍に蹴りを見舞う。終了間際、福田が右フックを当てると、神龍も左右フックを返していった。

2R、福田の左ローがヒット。神龍が右フックを振りながら前に出る。さらに右バックハウンドブローを振りながら、下がる福田を追いかけるも、福田が組んで押し込んでいく。頭をおっつけて右のオーバーフックで神龍の動きを止めるが、神龍も離れて打撃戦を挑む。福田にケージを背負わせ、左右のフックを上下に散らす神龍。ケージから離れた福田がボディブローを連続でヒットさせ、神龍の勢いを止める。

ケージ中央から距離を詰めた神龍は、ダブルレッグを仕掛けるも、福田はスプロール。立ち上がった神龍を、そのままケージに押し込む。離れた神龍はケージ中央で右バックスピンキックを見せる。足を使う福田はパンチを上下に打ち分け、左フックを神龍のボディに突き刺した。神龍のパンチをブロックする福田のボディブローが当たる。前に出る神龍のパンチは正確性を欠くか。

残り30秒で神龍はテイクダウンを狙うも、福田はカットしてケージに相手を押し込む。しかし神龍が切り返して、最後は上になってラウンドを終えた。

最終回、ガードを叩くあげ、ジャブを当てていく福田。さらに右ボディストレートをヒット。神龍は福田の右ローの合わせてテイクダウンを仕掛けるが、これを福田はカット。飛びついてギロチンを狙う神龍を振り落とした福田が、ケージ際でトップを奪った。神龍はハーフガード、福田は抑え込みながらパンチを落とす。立ち上がる神龍のバックを取った福田は、神龍の右腕を制している。

腕を抜いた神龍がケージ際から離れるも、ケージ中央では福田の右ジャブが、幾度となく神龍の顔面を捉える。しかしケージ中央で、神龍の右ストレートがヒットし、福田がダウン。神龍はすかさず上になりパンチを連打する。下からの蹴り上げでバランスを崩した神龍だが、すぐにトップに戻り、ケージ際へ。ボディロックの神龍に対し、福田は左腕のオーバーフックで切り返す。神龍は残り10秒でトップを奪い、さらにバックへ回ったところで試合終了となった。

裁定は予想以上に大差がつき、神龍がユナニマスで勝利をモノにした。


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