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【Bellator268】TD防御から左フックでダウンを奪ったコラレスがパルブチェンコにフルマーク判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
ヘンリー・コラレス(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
ウラディスラブ・パルブチェンコ(ウクライナ)

ケージ中央で見合う両者、コラレスの左ローに合わせてパルブチェンコが飛び込み尻もちを着かせた。コラレスは立ち上がるも、バックに回ったパルブチェンコがコントロールする。コラレスが体勢を入れ替えようとうると、右足へのシングルに切り替えたパルブチェンコ。コラレスは再び尻もちを着かされるが、離れて立ち上がった。

スタンドに戻り、左右のストレートを伸ばすコラレス。パルブチェンコは相手が中に入ってくると、左右のフックや右アッパーで迎え撃つ。コラレスのローに合わせてダブレッグを狙ったパルブチェンコだが、ここではグラウンドに持ち込むことができない。距離が近くなると首相撲に移行するパルブチェンコだが、コラレスも首を抱えられながらパンチを連打していく。

残り2分で組み付いたパルブチェンコだが、コラレスはすぐに離れてプレッシャーをかけていく。パルブチェンコの左ミドルに右ストレートを合わせるコラレス。コラレスのパンチがパルブチェンコの顔面をかすめる。パルブチェンコは距離を取り、コラレスの右ロングフックに対して、インサイドから左フックを狙った。さらに右アッパーのカウンターも当てていくパルブチェンコ。残り10秒でコラレスがパンチを繰り出しながら組み付きにいったが、パルブチェンコは切り返して相手をケージに押し込み、初回を終えた。

2R、共にガードを高く上げ、左ジャブを突く。コラレスが右ストレートから距離を詰めると、パルブチェンコは首相撲へ。コラレスは離れるが、パルブチェンコの右ローでバランスを崩す。組み付かれても右のヒザ蹴りから、相手を離すコラレス。パルブチェンコの左に対して、コラレスが右ストレートをヒットさせた。そしてパルブチェンコの左ミドルをキャッチして、シングルでテイクダウンしたコラレスが、そのままバックに回る。パルブチェンコは足のフックを許さず、すぐに立ち上がる。

コラレスが左ジャブと右ロー。パルブチェンコはサイドに回りながら、自分の距離を保つ。コラレスが左ローを放とうとしたところで、相手の蹴り足を掴んだパルブチェンコが、そのままケージに押し込んでいった。しかし相手を崩せなかったパルブチェンコは離れて、再びケージ中央でパンチを出し合う両者。パルブチェンコがコラレスにケージを背負わせるが、コラレスもサイドに回って反対にプレッシャーをかけて、パルブチェンコにケージを背負わせる。お互いの左右フックが顔面をかすめるなか、パルブチェンコが組み付くもコラレスは首相撲から相手の顔面を押してクラッチを組ませなかった。

最終回、パルブチェンコが左ジャブを出す。コラレスが左右フックを振ってくると、右フックを当てていくパルブチェンコ。遠い距離からコラレスが左ボディを狙うも、これは届かない。パルブチェンコも左のパンチからニータップを狙うがテイクダウンできない。ケージ中央で左右フックを打ち合うなか、コラレスの左フックがクリーンヒットして、パルブチェンコがダウン。コラレスはすぐさまトップを奪った。

パルブチェンコは相手のパウンドをかわして、すぐに立ち上がる。コラレスは左ジャブから右ロー。パルブチェンコに表情には焦りが見られる。しっかりと距離を保ち、パルブチェンコが中に入ってくると右を合わせるコラレス。さらにコラレスのローでパルブチェンコがバランスを崩す場面が多くなる。ガードも下がってきたパルブチェンコのダウブルレッグをスプロールしたコラレスが、左ジャブで試合をコントロール。さらにパルブチェンコの左右フックに対して、インサイドから右ストレートを当てる。

下がる場面が多くなったパルブチェンコの顔面を、幾度となくコラレスのパンチが捉える。ラスト10秒で左フックをクリーンヒットさせたコラレスが、そのままパンチで攻勢に出て試合終了のゴングを聞いた。

裁定は、コラレスがフルマークの判定勝ち。


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