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【Bellator268】ネムコフがアンリカスにキムラを極めてLH級王座防衛。GP決勝はネムコフ×アンダーソンに

<Bellator世界ライトヘビー級選手権試合&ライトヘビー級ワールドGP準決勝/5分5R>
ワジム・ネムコフ(ロシア)
Def.4R4分25秒 by キムラ
ジュリアス・アンリカス(リトアニア)

アンリカスの左ジャブに、左を合わせたネムコフが右ミドル。さらに左ジャブを突き、アンリカスにプレッシャーをかける。左ジャブから右アッパーへとつなげるネムコフに対し、アンリカスの左ジャブがアイポークとなり試合は中断。すぐに再開後、左ジャブの突き合いではネムコフが上回っている。左を上下に散らすネムコフ、アンリカスはガードを固めて前に出る。アンリカスの左ストレートカウンターでもらったネムコフは腰を落とし、その直後もパンチをもらってしまうが、ダブルレッグでグラウンドに持ち込んだ。

下からフルガードで固めるアンリカスへ、パンチを上下に打ち分けるネムコフ。アンリカスも足を利かせて、クリーンヒットは許さない。パンチではなくエルボーに切り替えたネムコフに対し、アンリカスは足を伸ばして距離を取り、立ち上がる。スタンドに戻り、左ジャブを突くネムコフに対し、アンリカスは組み付いたがネムコフは離れる。左ジャブで相手をコントロールするネムコフは、アンリカスが距離を詰めると右ストレートで迎え撃つ。ケージを背負う場面もあったが、ネムコフが左ジャブでコントロールしながら右も当てていった。

2R、前後のステップを使いながら左ジャブを当てるネムコフ。アンリカスはパンチの打ち合いでは分が悪い。そんなアンリカスを、ネムコフは右ミドルハイで追撃する。しかし1Rと同じく、アンリカスの右カウンターがネムコフの顔面をかすめる場面も。アンリカスとの距離が縮まると、ネムコフは組み付いて両腕を差し上げ、反り投げでテイクダウンする。ネムコフの顔面からは出血が見られるも、ネムコフは構わずアンリカスの顔面に左右のパウンドを落としながら、ケージ方向に進んでいく。ケージ際で強いダリを一発当てたネムコフに対し、アンリカスも下から仕掛けようとするが、ネムコフのトップキープ力が強い。

相手を完全にケージへ追い込んだネムコフは、さらにパンチとエルボーを連打。アンリカスはガードを固めて防戦一方となる。ここでアンリカスの右目尻から出血が見られるように。ラスト30秒で、ネムコフがパウンドをラッシュを仕掛ける。上半身を起こすアンリカスへ、さらに左ヒジを連打してこのラウンドを終えた。

3R、ネムコフがインサイドから左ジャブを当ててから、ダブルレッグでテイクダウンを奪った。足を利かせるアンリカスに対し、立ち上がってからパンチを振るいながら、ガードインから一本足を越えたネムコフ。右腕を差し上げ、ハーフガードのアンリカスを抑え込みつつ、パンチを当てていく。アンリカスの右肩を抱えて、肩固めを狙うネムコフ。アンリカスは凌ぐが、ネムコフはアンリカスの右腕を取って腕十字へ。アンリカスは体重をかけて潰し、トップを奪うも、ネムコフはすぐに立ち上がる。

スタンドでバックを奪ったネムコフは、グラウンドに持ち込んで今度はアンリカスの左腕を狙う。腕を抜きハーフガードに戻したアンリカスだったが、ネムコフの攻勢は変わらず。ネムコフはブリッジしたアンリカスの右腕に対して腕十字を狙う。残り10秒で、アンリカスは上から潰して耐えた。

4R、アンリカスが右ハイを繰り出すが力はない。ネムコフはアンリカスのパンチに対し、左フックをカウンターで当ててから、またもダブルレッグでテイクダウンを奪う。トップからパウンドを連打するネムコフを、アンリカスは下から抱え込む。ケージ際でアンリカスは、下から蹴り上げを狙うもネムコフはかわす。ハーフガードのアンリカスを抑え込むネムコフは、パスカードに成功してサイドからアンリカスの右腕を抑えてパンチを打ち込んでいく。さらに相手の右腕を抑えるネムコフは、アームロックを何度も狙う。

アンリカスは凌いでいたが、ネムコフは狙いを左腕に変え、キムラで絞り上げるとアンリカスはタップした。

これで王座防衛とともに、ライトヘビー級GP決勝進出を決めたネムコフ。
試合後ネムコフの勝利者インタビューが終わると、この日ライアン・ベイダーを秒殺KOしたコーリー・アンダーソンがケージイン。
ライトヘビー級GP決勝は、ネムコフとアンダーソンで争われることとなった。


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