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【DWCS S05 Ep06】UFCと契約するために命を削った殴り合い、ヴァルデスがホワイトを制す

【写真】この戦いを続けてはいけないが、UFCとサインするには必要だった殴り合いをヴェルデスが制した(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
ヘナロ・ヴァルデス(メキシコ)
Def.2R0分44秒by TKO
パトリック・ホワイト(米国)

9戦9勝、6つのKO勝ちと3つの一本勝ち。6試合が1Rフィニッシュというコンテンダーシリーズ好みのレコードを持つヴァルデス。対するレッグキッカーのホワイトは9勝1敗、9KO勝ちファイターだ。

開始直後から左右のパンチを打ち合う両者、ヴァルデスが組んでしングルへ。テイクダウンを奪うも、ホワイトはスイープ狙いからスクランブルに持ち込む。ケージを背にしたホワイトはウィザーを効かせ、ヴァルデスが距離を取り直す。

力が入り、パンチを振りまわすヴァルデスは左右のフックを当ててダブルレッグで2度目のテイクダウンを決める。

ここもホワイトはすぐに立ち上がるも、シングルで3度目のテイクダウンを奪われスクランブルでバックを制したヴァルデスがRNCへ。胸を合わせて防いだホワイトは、右オーバーハンドに右を返す。

ヴァルデスはヒザ蹴りを入れて、組んでいく。スピニングバックフィストから離れたヴァルデスは左右のパンチを強振&連打し、逆にホワイトのパンチを被弾しながらも、テイクダウンからパウンドで攻める。

マウントを取られたホワイトは、ケージキックからリバーサルに成功すると、バックコントロールでパンチを入れ、乱打戦のままスタンドへ。

ワンツーからスリーとパンチをまとめたホワイトは、右クロスを当てふらつくヴァルデスにヒザ蹴り、左フックを打ちこむ。手打ちで強振するヴァルデスは、右を打ち抜かれるが右を返す。ここからワンツーで前に出たヴァルデス、人生を賭けた殴り合いが展開された。

2R、互いに息は荒いが、疲弊が目立つのはヴァルデスか。それでも右オーバーハンド、左フックを振りまわすヴァルデスが右ローを決める。ホワイトは右ボディを入れ、右クロス。直後にヴァルデスが左を当て、マウスピースを吐き出し棒立ちになったホワイトにワンツーを打ち込み──最後はパウンドを打ち終わり、壮絶なthe dog fightで勝利を手にした。

キャリア10連勝、10フィニッシュとしたヴァルデスは「やるべきことをやったよ。皆が喜んでくれた嬉しい。こうなる準備はしていたんだ」と満足気に語った。


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