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【Road to ONE05】「今の僕はめっちゃつまらなくなっています」。キャプテン☆アフリカ戦へ、青木真也

【写真】作品という言葉が聞かれなかった試合前の青木。とはいえ、戦いの怖さは重々承知していることに変わりはない(C)MMAPLANET

5日(火)に東京都渋谷区のTSUTAYA O –Eastで開催されるRoad to ONE05「Sexyama Edition」に出場し、グラップリングマッチでキャプテン☆アフリカと対戦する青木真也。

ようやく公となった組技戦を前に、今回の一戦に挑む青木の心境を尋ねた。


──グラップリングマッチの相手がキャプテン☆アフリカ選手に決まりました。

「いや、何だろう……別にグラップリングマッチですからねぇ(笑)。なんか、オォっていうところはないですよね。それはチョット思っちゃっています」

──青木真也のグラップリングは、MMAとは別の意味で楽しみですよ。今回の試合もそうだし、今後もイゴール・タナベ選手や山田崇太郎選手、グラップリングでも見たい相手は個人的にいますけど、もうグラップリングに熱くなることはないということでしょうか。

「国内だと、僕にはイワモッちゃん(岩本健汰)がいるので。別にもう事足りているんですよね、組み技に関して言うと」

──……それがアフリカ選手の組み力への評価と受け取って良いのでしょうか。

「イワモッちゃんが、それだけ強いということなんです。彼がいるから、困ることはない。組み技全般で岩本選手は強い。それは練習相手の皆に聞いてもらっても、そう言うと思います。

今回の試合に関しては、まぁバタバタバタと決まって。『やりますか?』、『ハイ、ご一緒できるならやらせてもらいます』という感じで決まったことなので」

──岩本選手は立ちの組みも強いということですか。

「皆、岩本選手にテイクダウンされています」

──なるほどぉ。アフリカ選手の寝技はパワフルですが、やはり柔術的でもMMA的という部分でも青木選手が明白に上だと思っています。ただ裸の立ちで、アフリカ選手に分があるなら、青木真也の引き込みが見られるかと思っていたのですが。

「あぁ、アフリカが僕を投げて袈裟固めというパターンがあるかということですね」

──ハイ、その通りです。

「まぁ、彼が勝つとすればそれだけでしょうね。でも、僕が自分から座ることはないです。MMAのグラップリングなんで。グラップリングルールでは、世界のトップに自分が負けていることは分かっています。だから引き込んだりはしないです」

──と同時に、立ち技もさほど警戒しない?

「う~ん、僕も結構レスリングは強いので……。何だろうな、別にう~んって感じです。こういう試合になっちゃいますよね。国内で戦うということは、そういうことなんだよなって。これMMAだとルールが違うから、自分の緊張感は違ってきますけど、それでも相手はいなかったはず。仕方ないけど、動けないより動いた方が良いかなみたいな……。

アフリカが何をしてこようが、特にあまり変わらずちゃんと動きたいと思います。コンディションが良いので、しっかりと戦って極めたい。まぁ技術も、今の僕はめっちゃつまらなくなっていますからね(笑)。『なんだよ、お前。基本しか使わないじゃないか』って」

──それこそ青木真也がMMAに勝つため磨き、積み重ねてきたものなので。その軸と跳びつきやラバーからの仕掛けの比重が同じだと、38歳になってバックチョークで勝つ青木選手はなかったと思います。

「基本的なことをしっかりする。色々、装飾していたら動きが重くなってしまいます。だからいつも通り、しっかりと基本的な動きをして極めます」

■視聴方法(予定)
10月5日(火)
午後5時00分~ ABEMA格闘チャンネル

■ ROAD TO ONE05対戦カード

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
和田竜光(日本)
竹中大地(日本)

<グラップリング・ライト級(※77.1キロ)/10分1R>
青木真也(日本)
キャプテン☆アフリカ(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
小野島恒太(日本)
山本聖悟(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
山本空良(日本)
野尻定由(日本)

<バンタム級(※65.8キロ)/5分3R>
須藤拓真(日本)
南風原吉良斗(日本)

<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
河名マスト(日本)
新関猛起(日本)

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