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【DWCS S05 Ep04】メキシコから挑戦、エクアドル人のモラレスが打撃戦からTD&スクランブルで勝ち切る

<ウェルター級/5分3R>
マイケル・モラレス(エクアドル)
Def.3-0:30-27.29-28.29-28
ニコライ・ベレテンニコフ(カザフスタン)

間合いを測る両者。ローを蹴り合い、ワンツーという動きを互いに見せる。モーションの大きな右を振るったモラレスが、ベレテンニコフの左フックに組みついてボディロックでケージに押し込む。ウィザーのベレテンニコフはテイクダウンを防ぎ、モラレスが離れる。ベレテンニコフがワンツーを入れ、モラレスの左フックは空振りに。

勢いはあるが粗い動きのモラレスが、右ローを蹴り込む。ベレテンニコフにアイポークがあったと試合が中断する。再開後、ジャブを伸ばすモラレスだが、右を被弾しシングルレッグへ。体を入れ替えたベレテンニコフが左を入れて離れる。さらに右ストレートから左ハイとベレテンニコフが優勢のなか、モラレスがスーパーマンパンチを狙う。このまま大きな動きはなく時間となり、初回はベレテンニコフが取った。

2R、ケージを蹴ってのスーパーマンパンチを当てたモラレスに対し、ベレテンニコフも左ジャブを当てる。右に組みついたモラレスが、ボディロックから旋回するように体を預けてテイクダウンを決める。四の字でクローズドを取るベレテンニコフに対し、鉄槌を入れたモラレスが、細かいパンチを顔面に入れると、上体を起こして勢いのある右を打っていく。シングルに出たベレテンニコフのバックに回ったモラレスが、2度目のテイクダウンを決める。

サイドを取ったモラレスは、スクランブルでバックを取り切れず間合いを取り直す。左右のロングフックを連続で入れたモラレスが、頭が下がったベレテンニコフにアッパーを突き上げる。ベレテンニコフはたまらずダブルレッグも切ったモラレスがバックに回り左右のパンチを連打する。最後は立ち上がったベレテンニコフが、明確にモラレスのラウンドとなった。

最終回、モラレスが飛び込んで左ボディアッパーからパンチを纏める。ベレテンニコフも左を返すが、勢いはモラレスが上だ。前蹴りに右フックを入れられたベレテンニコフは距離を取り直す。モラレスはジャブを伸ばしつつ、カウンターも狙っているか。ベレテンニコフが来ないとなると、自ら前に出るモラレスが左を受ける。

続いて左ボディフック、左ジャブを入れるモラレス。ベレテンニコフは勝負が掛ったラウンドで見過ぎだ。3分を切ってモラレスがダブルレッグへ。がぶられたモラレスが、何と引き込みを選択する。ベレテンニコフはパスから腰骨にヒザを入れ、シングルに出たモラレスの頭を抱えるが、ルーズですぐに抜かれる。それでもシングルに出たベレテンニコフ、ヒザをついて耐えるモラレスは、最後の45秒で下になる。すぐにレッスルアップからダブルレッグでリバーサルを決めたモラレスが、パウンドを落とす。スクランブルでバックに回り、後方へのスープレックスを最後の決めたモラレスが思い切り鉄槌を落としタイムアップを迎えた。

3-0の判定勝ちでキャリア12連勝としたモラレスは「エクアドルを代表をして戦えたことを感謝していう。そして僕を見出してくれたメキシコにも。テイクダウンから柔術を見せたかったけど、ケージがあったから。コーナーマンがすぐに作戦を切り替えて指示をくれたんだ。UFCで僕の全てを見せたいと思う」と話した。


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