【DWCS S05 Ep04】遠めのレンジで蹴り、跳びヒザ。近距離でヒジ&ヒザ、ホドリゲスがキュラトロに完勝
<フライ級/5分3R>
クレイジソン・ホドリゲス(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
サント・キュラトロ(米国)
ジャングルファイトのフライ級王者ホドリゲスに対し、グレコベースのキュラトロがケージの前を左右に回る。スピニングバックキックをロドリゲスが2度、見せる。パンチの打ち終わりにキュラトロが組もうとしたが、ホドリゲスが離れる。ロー、前蹴りから右ハイを狙ったロドリゲス、これをキュラトロがブロックする。やや遠目のレンジで戦う両者、ホドリゲスは跳びヒザから着地して左ハイを蹴っていく。
クリンチになっても、すぐに両者は距離を取り直す。と、またもホドリゲスが右後ろ回し蹴りを2度繰り出す。右ハイに続く左ローをホドリゲスが入れ、右ボディを打つ。ダメージを与えることはできなかったが、手数でホドリゲスがリードした。
インターバル中に手数の少ないキュラトロに、「待ち過ぎだ」とセコンドが指示を与える。2Rは始まり、ホドリゲスが左ミドルを決める。続いて左ローを蹴ったホドリゲスは右ミドル、右前蹴りからついにカポエイラのような旋回蹴りを繰り出す。その右足をキャッチしたキュラトロだがテイクダウンを奪えず、初回同様に受けのファイトが続く。蹴りの距離で試合を支配するホドリゲスが、跳びヒザへ。着地のタイミングで組んだキュラトロがボディロックテイクダウンを決める。すぐに立ち上がったホドリゲスはショートのコンビを放ったキュラトロに左ロー、これが急所に入り試合が中断する。
再開後、残り2分をどう戦うか。キュラトロが左フックから右を続け、ホドリゲスは後ろ回し蹴りをまたも2度蹴り、クリンチの展開になると右ヒザを顔面に突き上げる。離れたキュラトロにラッシュをかけ、ハイキックからパンチをまとめる。ボディを打ち抜いたホドリゲスだが、ここでも跳びヒザを狙い着地したところで組みつかれて時間となった。
最終回、ワンツーから3発目を伸ばしたキュラトロが組みへいく。ヒザを入れたホドリゲスは、左ジャブを入れ左ローを蹴っていく。またも拳の攻撃が止まったキュラトロに対し、ホドリゲスはローからハイ、スピニングバックキックと攻める姿勢は見せ続ける。二段蹴りからロー、ついにキュラトロがバランスを崩す。左右のローを蹴られ、右を掴みに行ったキュラトロが取り切れない。さらに跳びヒザを繰り出したホドリゲスは、組まれてもヒザとエルボーを打ち込む。
首相撲からヒザ蹴り、クリンチにはギロチンを仕掛けたホドリゲスだが、これは極め切れず。ホドリゲスはボディロックにも、ケージを使って立ち上がりにかかる。バックをとらせず、正対の直後にヒザを突き上げたホドリゲスが最後も後ろ回し蹴りを腹、そして顔面に狙い、最後も跳びヒザを繰り出し文句なしの判定勝ちを手にした。
「リオで練習できるよう支えてくれたスポンサーに感謝している。どの距離からインパクトのある攻撃ができるかやってきた。それが出せて良かった」とホドリゲスはバックステージ・インタビューで話した。