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【DWCS S05 Ep04】軽快な動きでダウンも奪ったロザレス、右拳負傷か左一本で戦いマルチネスに逆転負け

<ライト級/5分3R>
ヴィクター・マルチネス(米国)
Def.3-0:29-28.29-28.28-29
ジェイコブ・ロザレス(米国)

長身、リーチで優るロザレスがジャブを伸ばすが、マルチネスは距離を詰めてショートフックを連打する。ダブルレッグを防がれたロザレスは、近い距離での打撃戦に応じつつ左を伸ばす。ローに右を合わせたマルチネスは、逆にジャブを入れる。スピニングバックフィストは繰り出したロザレスが、前蹴りで距離を取りシングルレッグへ。スクランブルでバックに回りワンフック、左のパンチを入れる。フックを外したロザレスは、正対されると距離を取り直す。

左フックを振るうマルチネス、ロザレスは左ボディショットを決める。怯まず前に出るマルチネスの腹を攻撃するロザレスは右ストレートもヒット。間合いを取り直したマルチネスは跳びヒザからフックを見切り、ワンツーを打ち返す。スナッピージャブが伸びるロザレスが、そのジャブからワンツーで右ストレートを打ち込むとゴンザレスがダウンする。パウンドを受けながらマルチナスが立ち上がったところで時間となった。

2R、ロザレスが左ジャブから右ハイキックを見せ、ショートのワンツーで左フックをヒットさせる。ショートのコンビネーションから、ロー、ハイと多彩な攻撃を見せるロザレスの前にマルチネスのパンチの威力は落ちているか。ロザレスは引き続き左ジャブを当て、シングルレッグでケージに押し込み、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。

背中を譲らず立ち上がったマルチネスだが、ロザレスがウェルラウンダーぶりを発揮してスコアも稼ぐ。掛け蹴りまで見せたロザレスは、左ボディフックを決める。すかさず右ストレートで顔面を狙ったロザレスに対し、マルチネスがアッパーからフックのコンビネーションを繰り出す。ロザレス優勢は変わらないが、マルチネスも手を出し続ける。ロザレスは右エルボーを放ち、右ストレートにダブルレッグへ。

切ったマルチネスがヒザ蹴りに続き、左ショートを当てる。ロザレスは右エルボーから左ジャブ2発を決めたが、やや動きが緩慢になってきたか。

最終回、ジャブ&前蹴りで距離を創るロザレスが左ハイ、続いて右ミドルハイを蹴っていく。さらに左ハイがマルチネスの顔面をかすめるが、パンチと比較すると軽い。ジャブの差し合い、右フックにダブルレッグを合わされたが切ったマルチネスが、右をヒットする。ローの蹴り合い、ジャブと攻勢に出始めたマルチネス。対してロザレスは左ジャブばかりで、右が出せなくなっている。

右はエルボーのみのロザレス、右の拳を負傷したか。残り2分、やはり左と右はヒジ打ちしか使わないロザレスがヒザ蹴りや蹴り技を多用する。マルチネスは左を顔面に当てるが、連打はない。右を見せつつ、左フックを当てたロザレスのボディをマルチネスの左フックが抉る。左手しか使えない状態で、色々と試しているロザレスは残り15秒でダブルレッグで切られ、逆にマルチネスがダブルレッグを決めてトップで試合終了を迎えた。

結果、マルチネスが判定勝ち──恐らくは右の拳を負傷しているであろうロザレス、それまでの動きを見ていると本当に痛い、ケガになってしまった。

7連勝を決めたマルチネスは「去年はケガで試合ができなかった。本当にここで戦え嬉しい。この機会を得て、勝利を手にするためにハードトレーニングを積んできたんだ。人生が変わる経験をした、サインしてほしい」と話した。


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