【Shooto2021#06】プロ初陣で初回KO勝ち、宇佐美正パトリック「入場する時はお腹が痛かったです」
【写真】まさに安堵の笑みを浮かべたパトリック(C)MMAPLANET
20日(月・祝)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されたShooto2021#06で、宇佐美正パトリックがヨシ・イノウエから公約通りKO勝ちし鮮烈なデビューをした。
「格闘DREAMERS」からLDH martialartsと契約を果たし、この日にプロMMA初戦を迎えたパトリック。この試合は7月に同じくLDH所属ファイターの中村倫也のKO勝ちに続かなければというプレッシャーとの戦いでもあった。
パトリックの試合後の談話をお届けしたい。
──期待通りの左ボディが決まりました。
「そうっすね。取りあえず、良かったです」
──嬉しいよりも、ホッとしたというところですか。
「(中村)倫也さんに続いて、倒せたというところでホッとしている感じです」
──今日の試合でデキたところ、デキなかったところは?
「テイクダウンを取られてしまった……というところでも、下からちゃんとヒジを入れるころがデキて、相手もカットしていました。タイミングを見て立つところは、ちゃんと立つこともデキたと思います。
ただし、自分のなかではテイクダウンを取られないということを徹底してきていたので、テイクダウンを取られたことには反省して、また磨き直さないといけないです」
──一番良かったと思うところはどこでしょうか。
「最後、倒した瞬間もちゃんと見えていたことです。カーフキックも効いていて、左フックも嫌がっていました。踏み込んだ時にボディががら空きで、そこでしっかりとボディを打ちこめたことは良かったんじゃないかなと思います」
──試合前のインタビューで、「これで倒すというのは決めている」ということでしたが、それで倒せましたか。
「多分、デキていないです」
──では、そこは次回の楽しみにしています。
「ハイ。結果的にKOできて……1RでKOするとはずっと言ってきたので、そこは有言実行できたかなと思います」
──試合後、岡見選手からはどのような言葉がありましたか。
「『取りあえずはホッとしたよ。また走り込みやろうな』って。この言葉は嬉しいことですし、走り込みもやります。でも、チョット休みたいです(苦笑)。やっぱりプレッシャーが凄かったので、自分のなかでも感じていることがあって。入場する時はお腹が痛かったです」
──そこまででしたか。
「プレッシャーで押しつぶされそうだったけど、ケージの中に入った瞬間に『やるぞ』って気持ちを切り替えることができて良かったです」
──その後の試合は観られましたか。
「西川君の試合を見ました。凄かったですね。デキることを常にやっている。常に考えて動いているのは、凄く伝わってきました。こういう時は、こうしたら良いのかって見ていて、凄く勉強になりました。真似ができるモノがあれば真似したいですし、自分も色々と練習しようと思いました」
──次戦、いつぐらいにと考えていますか。
「年末ぐらいじゃないですか。ハイ」