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【BRAVE CF54】アユブが仕切り直しのライト級世界戦。モカエフはキャリア最強オドリスコールと対戦

【写真】BRAVEのスーパーノヴァ、ムハマド・モカエフ (C)BRAVE CF

25日(土・現地時間)にポーランドのコリンで開催されるBRAVE CF54のラインナップが固まってきている。KSWの多数イベントを開くウィッチの西へ50キロにあるコリンで開かれる同大会は、現地のGalana Exclusive Championshipと共同プロモートされる。

メインはBRAVE CFライト級王者アミン・アユブがアフメッド・アミールを相手に初防衛戦を行い、コメインではフライ級の新鋭ムハマド・モカエフがブライン・オドリスコールと対戦するなど、ポーランド色の強くないBRAVE CF本道の上位カードが組まれた。


本来、このライト級選手権試合は4月1日のBRAVE CF50という区切りの大会で組まれていたが、アミールの欠場でキャンセルされていた背景がある。

結局、記念大会で代役のマショラブション・ルジボエフと戦うことにあったアユブだが、このウズベキスタン人ファイターが思わぬ実力者で初回にダウンを喫するという窮地に追い込まれる。その後、盛り返した判定勝ちこそ収めたものの苦戦したイメージは拭えない。とはいえ、この一戦を経験したことで自らの課題を洗い出し、克服してきただろう。

仕切り直しの一戦で、危なかったノンタイトルのキャッチ戦を戦った意義をアユブには期待したい。

バーレーン王国期待のダゲスタン移民の英国人ファイター=モカエフは今年3月にアブドゥル・フセイン戦でデビュー3連勝を果たした。その後、6月のベラルーシ大会ではジョージアのイブラジム・ナブルゾフと対戦も、自らの蹴ったミドルがナブルゾフに急所に入ってしまい試合続行不可能、ノーコンテストになった。その後、8月のカザフ大会で現地のフライ級最強といわれるアザット・マクスンにSNSで挑戦を表明も、この対戦は実現せず、日程的にも1カ月遅れでモカエフはオドリスコールと戦うことになった。

オドリスコールは3月のBRAVE CF49でフライ級王座決定トーナメント1回戦──の再戦でホゼ・トーレスと戦う予定のショーン・センテーラが欠場となり、急遽ワンマッチに代役出場した。結果はトーレスがテイクダウンを多用し、スコアリングで敗れたものの打撃では引けを取らず、いってみれば強気一辺倒のトーレスがトータルファイトにアジャストして勝利を手にしたともいえる。

モカエフにとっては間違いなくキャリア最強の相手であり、層が厚くなる一方のBRAVE CFフライ級戦線で現状、どの位置にあるかが明確となる一戦となる。

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