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【PFL2021#09】蹴りと腹打ち、顔面へのパンチがないフローレスがディートンにスプリット判定勝ち

<フェザー級/5分3R>
アレハンドロ・フローレス(メキシコ)
Def.2-1:29-18.29-28.28-29
カール・ディートン3世(米国)

距離を取り、左ジャブを伸ばすフローレス、ディートンが飛び込んで左フックを振るうのをかわす。右ローから関節蹴りを繰り出したフローレスの左ローが急所に入り、試合がストップ。すぐに再開され、ボディから左を受けてスリップ、姿勢を乱したディートンの立ち上がり際をフローレスが追いかける。ディートンの左フックにフローレスがヒザを合わせ、左ローを続けるが、ディートンの左フック&右ローを受ける。

ディートンは右を2発当て、フローレスは左ボディを入れスイッチする。すぐにオーソに戻したフローレスが左ローからボディ、ディートンが飛び込んで左を振るうも基本的に両者とも遠い距離で戦う。ここからフローレスが左ミドル、左ハイを連続で放ち、左ボディを入れて時間となった。

2R、フローレスが右ロー、左ジャブを伸ばす。スイッチを織り交ぜ、強烈な関節蹴りからボディを打ったフローレスに対し、ディートンもほぼ同じタイミングでボディを入れる。スイッチ左ハイ、そして左ローと蹴りを散らすフローレスが右ボディから左フックを被弾しダウンする。すぐに立ち上がったフローレスに対し、ディートンは攻め急ぐことはない。待つディートン、ダウンを喫したことでフローレスの攻めのリズムが変わったか。

ディートンのステップイン&ワンツーで、再び尻もちをついたフローレスがドタバタした動きになる。フローレスは飛び込んで左ミドルやハイを蹴るが、拳の攻撃が少ない。スイッチキックで跳びながら左前蹴りを顔面に入れたフローレス、最後も左ハイを見せたがラウンドを落とした。と同時に、ダメージを与えるという意味でディートンもダウン奪取後の攻めがもう少し欲しいラウンドだった。

最終回、跳びヒザを見せあった両者。ディートンが右ロー、フローレスの左フックをかわした直後に左ハイを受けそうになる。デカゴン中央でのキックボクシングが続き、まだ1度も組みがない試合はディートンが右ストレートを届かせる。パンチの距離ではガードが甘いフローレスが、遠い距離で蹴りを繰り出し右を狙う。ジャブが戻ってきたフローレスがスピニングバックフィストを空振りし、右ローを蹴る。

ディートンは徹底して待ちの試合運びから、一気に距離を詰めてワンツーを伸ばす。フローレスは左右のボディ、そこにディートンはカウンターを合わせようとする。フローレスは左右に回り、ここで初めてディートンがシングルに出る。切ったフローレスは飛び込んで左ミドル、さらに右ボディを入れる。ディートンの左リードフック、ジャンプしてからパンチを見せてタイムアップに。

蹴りのヒット数で上回ったフローレス。2Rにダウンを奪ったディートン──ジャッジは割れ、フローレスの手が挙げられた。


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