【Fury FC48】仏の顔は何度まで? 5度目の正直、石原夜叉坊がテキサスで猛者モウルズと再起戦
【写真】 勝って、話を聞かせてほしい──夜叉坊だ(C)MMAPLANET
25日(日・現地時間)、テキサス州ヒューストンのナイトクラブ=エスケーペード2001で開催されるFury FC48に石原夜叉坊が参戦し、リヴァイ・モウルズと対戦する。
Fury FCは2013年に活動を開始したテキサス州を本拠とするプロモーションで、米国西部を代表するフィーダーショーだ。
今年1月にプロ修斗に8年4カ月ぶりに出場を果たしたものの祖根寿麻に敗れ、UFCリリース後の1年11カ月振りのファイトを落とした夜叉坊。その後、ホームといえるカリフォルニア州サクラメントのチーム・アルファメールに戻り、5月にはグラップリングマッチに出場も、ここでも敗北を喫している。
UFC終盤から4連敗中の夜叉坊が、北米MMAで再起を賭ける一戦だが、対戦相手のモウルズは一筋縄にいかない──というよりも相当な手練れだ。
まだ26歳ながら戦績は14勝4敗で2014年のLegacy FCにおけるプロデビュー戦でエイドリアン・ヤナスを下している。Legacy FCとRFAの合体後、LFAでは3勝2敗──だが、その相手はマイルズ・ジョンズとラフェオン・スタッツというUFCとBellatorで結果を残しているファイターだ。
MMAファイターとしては殴って、テイクダウン、コントロールができるモウルズは、基本オーソドックスのファイターだがサウスポーの左ストレートに、右のカウンターを合わせるのが上手い。この右は夜叉坊を苦しめる可能性は十分にある。
とはいっても今の夜叉坊に求められるのは、対戦相手では彼が自分自身に勝てるかどうか。いってみれば気分よく自分の戦いができれば、モウルズをKOできる力を持っている。一方で、しんどい試合になった時にどこまで粘ることができるか。
この間のアルファメールでのトレーニングで、如何に心身ともにタフさを身につけているのか。しんどくない=楽に勝てるのが一番、そうでない時に夜叉坊が何を見せることができるか。仏の顔は何度まで? 自分と向き合う5度目の正直だ。
■視聴方法(予定)
7月26日(月・日本時間)
午前6時30分~UFC FIGHT PASS