【ONE Full Blast02】ユン・チャンミンが、マーと韓中戦。モンゴル✖ハワイ、アマルサナーも出場
【写真】K-MMA界で育った実力者のONE参戦が増えてきた中で、格闘代理戦争で注目を集めたチャンミンは踏ん張りどころだ(C) MMAPLANET
11日(金・現地時間)にONE「Full Blast02」が放送される。
日本から内藤大樹がキックボクシングマッチに出場し、メインはムエタイ契約体重戦、ライト級とフェザー級のMMAファイト2試合──今回放送される4試合は4月29日に収録されたモノだ。
恐らくは延期された5月28日大会で収録予定だったダークシリーズと組み合わせて放送が予定されていたかと思われるFull Blast02だが、同大会での収録分がなく4試合というコンパクトな放送になる。
とはいえONE、アジアのMMAを見続けてファンにとっては興味深いMMAマッチが組まれている。ユン・チャンミン✖マー・ジャワンのフェザー級戦が興味深い。ONEデビュー後、破竹の4連勝=4フィニッシュ勝利していたチャンミンだが、今回は高橋遼伍にTKO負けを喫して以来の再起戦となる。
アグレッシブ&ウェルラウンダーのチャンミンが、初めての敗戦を経てどのように成長しているか。対戦相手のマー・ジャワンは昨年1月にシネチャグタガ・ゾルツェツェグの右オーバーハンドに殴り負けて以来、1年4カ月振りの実戦復帰を迎える。
打撃に対するテイクダウンという局面で強味を発揮するマー・ジャワンに対し、チャンミンへの期待は柔らかい動きで反応できるか。
充実のフィジカルを誇るチャンミンだけにネクストレベルに向かうには、剛だけでなく柔のMMAも不可欠。力でねじ伏せる戦いのなかで、相手の力を利用する。そんな戦いを見せることができれば、打撃、組みの両面においてチャンピンのMMAの幅は広がり見せることができるだろう。
もう1試合のMMAマッチは韓国、中国に続きモンゴルからツォゴーフ・アマルサナーの登場だ。
アマルサナーは一昨年11月にエドゥアルド・フォラヤン戦で、アクシデント的な頭突きでテクニカル判定負けを喫して以来の試合出場になる。
対戦相手のベン・ウィルヘルムは、ハワイのグレイシーテクニックス所属、ベラトールのホノルル大会にも出場しており戦績は4勝0敗。ウィルヘルムもマー・ジャワン、アマルサナーと同様にパンデミックの影響でキャリアが途絶えていたが、アジアに戦場を選択しての第1戦が今回のアマルサナー戦になる。北米MMAの流れにある選手のONE参入は、今後を考えても楽しみだ。
■視聴方法(予定)
6月11日(金・日本時間)
午後9時30分~ ABEMA格闘チャンネル
午後9時30分~ONE Super App
■ONE Full Blast02
<ムエタイ62.8キロ契約/3分3R>
モンコルペット・ペッティンディーアカデミー(タイ)
エリアス・マムーディ(アルジェリア)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
ベン・ウィルヘルム(米国)
ツォゴーフ・アマルサナー(モンゴル)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
マー・ジャワン(中国)
ユン・チャンミン(韓国)
<キックボクシング・フライ級/3分3R>
ワン・ウェンフェン(中国)
内藤大樹(日本)