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【ACA123】タフファイト!! プライアがジルコフに競り勝ちバンタム級トップ戦線で生き残る

【写真】テイクダウンの仕掛けで疲弊したジルコフとの消耗戦でプライアが勝利(C)ACA

<バンタム級/5分3R>
ホドリゴ・プライア(ブラジル)
Def. Split Decision
イゴール・ジルコフ(カザフスタン)

プレリミ・メインはブラジル✖カザフスタンのバンタム級戦。ジャングルファイトのバンタム級タイトルコンテンダーからロシアへ。現UFCファイターのトレヴィン・ジョーンズらに4連勝後、現ACAバンタム級王者マゴメド・ビブラトフ、イスラム・マシェフというトップどころに連敗中のプライア。レスリング・ベースのジルコフはACAで現在2連勝中だ。

プライアが右カーフローを蹴り、左ミドルハイへ。ジルコフに飛び込ませないよう肩口の高さの蹴りを続けるプアイアが、右ローを入れる。ジルコムも踏み込んで左ジャブ、プライアは右クロスで待ち受ける。ステップバックからスイッチし、カウンターを見せるプライアが序盤の打撃戦をリードする。ジルコフは左右のワンツーからスリーも、クリーンヒットはない。プライアの右ハイの空振りに組みついたジルコフがバックへ。正対してハイクロッチからリフトしてスラムする。

すぐに立ち上がったプライアはケージに追い込まれて、右フックを被弾。直後に離れたジルコフが、飛び込むように右オーバーハンドを狙う。ここにヒザを突き上げたプライアは、足が泳ぐジルコフにラッシュを掛けるが、逆に右フックを被弾して距離を取り直す。ジルコフもヒザのダメージが残っているか距離を取り、息を整えてから走り込むようにシングルレッグに出ると、プライアに尻もちをつかせて時間に。

2R、スピニングバックキックを腹に決めたプライア。スイッチをしつつ、オーソから左ジャブを伸ばすジルコフが足を滑らせる。打撃戦のなかで互いにテイクダウンを狙うが決まらず、プライアがミドルキックからボディフックを決める。ここから攻勢に出ようとすると、右フックを打たれて攻撃が費えたプライアに対し、ジルコフがボディフックから右フックをヒットさせる。足を止めての打ち合いで劣勢となったジルコフが、ダブルレッグからリフトしてテイクダウンに成功する。

ケージを背負って立ち上がったプライアは、ダブルレッグをスプロールしてがぶるがバックに回れず、シングルレッグで倒される。一度は立ち上がりかけたプライアだが、ボディロックで背中をマットにつかされる。続くスクランブルで、プライアがギロチンを仕掛ける。腹を尽きだして絞めるプライアだったが、ジルコフが強烈な勢いでダブルレッグで持ち上げてスラム、ラウンドを取り返したか。

最終回、カーフからワンツーのプライア。ハイをかわされ、ジルコフがワンツーフックを打っていく。ジャブを差し合う両者、ジルコフは左右のパンチを当てるが、逆にジャブから右ストレートを被弾する。ボディを入れたジルコフだが、これは踏み込みが浅く連打が打てないことの表れでもある。

プライアも手数は多くないが、ヒザ蹴りをボディに入れカーフでジルコフの姿勢を崩す。ここから見後ストレート、左ジャブを当てたプライアが、右ストレートでジルコフの動きを止める。エルボー、右ストレートを決めたプライアだったが、またも踏み込みに左フックをカウンターで被弾する。

ジルコフはここで前に出ることができず、ボディから右フックを被弾。懸命に右アッパーから左オーバーハンドのコンビを決めたジルコフは、プライアのテイクダウン狙いを切ったところで足を滑らせて尻もちをつく。プライアはバックに回ろうとしたが、ジルコフはすぐに胸を合わせてシングルレッグへ。ここで両者同時に立ち上がり、プライアは右アッパー、跳びヒザから右ボディフックを入れてタイムアップに。結果、プライアがトップ戦線脱落を免れるスプリット判定勝ちを手にした。


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