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【Shooto2021#03】距離感を生かした石井逸人が野尻定由の猛攻を振り切り、ドローでインフィニティ優勝

【写真】ドローには不満そうな石井、その気持ちは分かる(C)MMAPLANET

<インフィニティリーグ2020バンタム級/5分2R>
石井逸人(日本)
Def.3-0:19-19.19-19.19-19.
野尻定由(日本)

前に出る石井に対して、野尻はローを連続で蹴っていく。石井はプレッシャーをかけながら右ストレート。

野尻はシングルを仕掛け、カットされるもそのまま石井をケージに押し込む。石井は半身でディフェンスしながら体勢を入れ替え、再び返して豪快な払い腰でテイクダウンを奪う。

パンチを放ちながらバックに回った石井は、野尻が立ち上がるもバックをキープ。野尻は振り落とそうとしたが、石井はワンフックで野尻を制していく。

野尻がテイクダウンを狙うも、スプロールした石井がバックマウントへ。4の字フックで体勢をキープする。

野尻は反転して逃れようとするが、石井のおたつロックが頑強で野尻は半身にこそなれ胸を合わせることはできな。

石井は野尻をネルソンで固めつつ、バックに戻る。さらにパンチを浴びせながら、バックマウントをキープして1Rを終えた。

最終回、石井がプレッシャーをかける。対する野尻は右ローを蹴る。野尻が右ボディから左フックで中に入ると、石井はバックステップでかわしながら、パンチを打ち下ろす。

石井が左ジャブで距離を取りつつ、右ストレートをヒット。野尻もカーフキック、左ボディから、右ヒザを突き上げる。すると石井も右ストレート、さらに左ジャブを放ちながらプレッシャーをかけていく。

石井の左ジャブが連続でヒット。体勢を低くする野尻に右ストレートを打ち下ろす。野尻が右フックを振ったところで、組み付いた石井がテイクダウンを奪い、野尻の背中をケージに着かせる。

野尻の足をたたんだ石井は、半身になる野尻に対してボディロックに切り替える。野尻は立ち上がるも、そのままバックに回る石井。

ここでトップをキープした野尻は、そのまま石井を抑え込むが、石井も下から足を利かせてディフェンス。石井が試合終了直前に腕十字を仕掛けて終わった。

判定はジャッジ3者とも19-19をつけてドロー。石井の初回のドミネイトも、野尻の2Rの僅差も10-09というのが2R制の難しいところ。それでも引き分けでポイントを加点した石井が、インフィニティリーグを制した。


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