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【3CG06】延長GSもポイントなく。12分間中、寝技は30秒?? ニック・ロッドがマリーニョ下す

<3CG GP準々決勝/7分1R>
ニック・ロドリゲス(米国)
Def.OT Ref’s Judge 3-0
ペドロ・マリーニョ(ブラジル)

この試合も明らかにロドリゲスが大きく、立ちレスでもじっくりと構えている。対して懸命に頭の後ろを取ろうとするマリーニョは、いなされて手をマットにつく。スタンドのままで2分が経過、さらに時間が進む。サブミッション、11Pの獲得よりも、まずは堅守&セーブエナジーか。

ジャッジがついに注意を両者に与える。ここで攻めないとペナルティという状況になるが、決定的な動きは見られない。ロドリゲスは足払いを見せるようになるが、残り70秒で両者にペナルティが与えられ2-2に。次の注意が入ると、失格だ。

ロドリゲスは胸を押して、マリーニョを場外へ。中央で再開となると、ロドリゲスがマリーニョをスナップして頭を落とさせる。残り5秒でマリーニョはジャンピングガード──もすかされ、尻もちを搗く。ならばとカニハサミを狙い、時間。

延長GSはジャッジ3者が終盤の2つの動きでマリーニョを攻勢と見なし、トップを選択する。マリーニョは上からギロチンを仕掛けるも、頭を抜かれてバックコントロールを許す。ここからのテイクダウンはすぐに立ち上がってポイントとはならない。場外から中央でリスタート、ロドリゲスのグリップの仕方で両者がもめる。

再開後、マリーニョが胸を合わせることに成功。場内では大きな声援が起こる。ロドリゲスのいなしに腹ばいになったマリーニョだったが、ここは場外に。再び中央で仕切り直しとなり、ロドリゲスのシングルをマリーニョがスプロールする。

5分の延長も2分が過ぎ、マリーニョの仕掛けを切ったロドリゲスがバックに回るが、ここも場外と判断されスタンドで再開に。ギロチンを嫌ってかダブルやシングルをほぼ仕掛けず、受けてから動くロドリゲス。試合は60秒を切り、ヒザ立ちからロドリゲスが距離を詰めようとする。

ついにダブルに出たロドリゲスだが、これも場外。マリーニョが何やら叫んでアピールする。5秒を切ってのダブルレッグもマリーニョが切り、延長もポイントなく終了──ジャッジは3人ともロドリゲスを支持し準決勝へ。

マリーニョは両手を広げて、不平を露わにする。試合は徹底してスタンドで進んだが、どんどんクラシカルなブラジリアン柔術的なアピールが増えたマリーニョ。その姿勢が、非常に面白かった。


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