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【BJJ STARS05】レアンドロ・ロ、改めてオールラウンダーぶりを見せて代役アレックス・ムニスに快勝

【写真】代役相手に力の差を見せて勝利したレアンドロ・ロ (C)CALOR HABER/BJJ STARS

6日(土・現地時間)、ブラジル・サンパウロでプロ柔術大会BJJ Stars05が開催された。道着とヒール解禁IBJJFノーギルールが用いられたスーパーファイトと、道着の8人制ワンデー・トーナメントが組まれた今大会。ここではレアンドロ・ロが元教え子グスタヴォ・バティスタと対戦予定だったが欠場となり、代役=柔術さん兄弟の長兄アレックス・ムニスとの一戦の模様をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi

<道着/10分1R>
レアンドロ・ロ (ブラジル)
Def. 6分17秒by 十字絞め
アレックス・ムニス(ブラジル)

当初ロと対戦予定だったグスタヴォ・バティスタの代打に選ばれたのは、新黒帯のアレックス・ムニス。弟のアンデウソン・ムニス、エリキ・ムニス(本日のヘビー級GPで準決勝進出)とともに、イザッキ・バイエンスらが手掛ける選手育成プロジェクト「ドリーム・アート」の主力メンバーだ。

スタンドでは腰を引いて対峙する両者。やがてロが豪快に引き込んで、片襟を掴んで仕掛けるが、ムニスは警戒して腰を引き気味に対処すると、やがてロが立ち上がった。

スタンドに戻った後、ムニスの襟を煽ったロは次の瞬間左足にシングル。ムニスは隅返しでのカウンターを試みるが、ロは巧みにバランスを保って着地して上に。そのまま2点を先制した。

クローズドを取ると、ガードを開けられたくないからか、背中に手を伸ばして帯を掴むムニス。しばし膠着状態が続いたが、やがてロが右足を入れてムニスのガードを開かせることに成功した。

そのまま立ち上がったロは、盤石のベースを保ったままムニスに掴まれている襟を強烈に引っ張り返して距離を作ると、同時にデラヒーバで絡んでくるムニスの左足を押し下げる。さらにムニスの右膝を跨いで超えて殺す形で強烈に体重をかけてゆき、胸を合わせてニアマウントに。

そこからロは、ムニスの襟を掴みながら体を起こして十八番のニースライスの体勢に。パスに行くかと思いきや、そのまま低く重心をかけてクロスチョークへ。6分少々経過したところでタップを奪ってみせた。

急な対戦相手変更も問題とせず、若手に力の差を見せつけたロ。オープンガードからの仕掛けを好むロだが、今回は鋭いシングルでテイクダウンを決めた。さらに問答無用といった様子でムニスのグリップや足の絡みを無効化し、胸を合わせた場面は圧巻の一言だった。中重量級の世界第一人者が、全ての局面で強いコンプリートグラップラーであることを改めて実感させられる戦いぶりだった。


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