【ONE Collision Course02】蹴りを交えた打撃でリードしたアクメトフ、TDでまとめキム・デフォンに完勝
<62キロ契約/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
Def.3-0
キム・デフォン(韓国)
サウスポーのアクメトフが左ハイから右ジャブを伸ばす。ワンツーで左フックを当てたアクメトフは左ハイを狙う。さらに左オーバーハンドと序盤から飛ばすアクメトフが組んでヒザ蹴りもスリップする。すぐに立ち上がったアクメトフは左を当てるが、キムも右を返していく。アクメトフはここも左ハイを狙い、次に右フックを打っていく。攻撃を散らすアクメトフはバックキック、左オーバーハンドと手数で圧倒する。
キムの前進に左アッパー、離れてロングフックを見せたアクメトフが右ミドルをキャッチして一気にテイクダウンを決める。スタンドでローを蹴り寝技にいかないアクメトフは立ったままで2発右を落とし初回を完全に取った。
2R、キムの右ハイをかわしたアクメトフはヒザ蹴りにもボディロックへ。すぐに離れ左を当てたアクメトフは蹴り足をキャッチされると、前進してエスケープし起き上るやクリンチへ。キムが押し返すと、アクメトフはヒザ蹴りを顔面に入れる。ここでレフェリーがブレイクを要求する。
キムは鼻のチェックを受けるが、試合は続行される。アクメトフは右ジャブを当て、さらに右フックを打ち込む。右ミドルを危ないタイミングでキャッチしたアクメトフは、すぐにリリースしジャブから関節蹴りでプレッシャーを与える。残り1分、キムの右ミドルをバックステップでかわしたアクメトフが、右オーバーハンドで前に出る。と、ヒザ狙いにボディロックテイクダウンを合わせたアクメトフはしっかりとポイントスコアした。
最終回、左フックで前に出たアクメトフ、負けじとパンチを振るったキムはボディロックにも投げを狙う。ここを防いだアクメトフは一気にダブルレッグを決め、しっかりと上を取り切るとハーフで抑える。鼻が折れているか、激しい息づかいのキムは、懸命に足を戻してクローズドを取る。再び、鼻をチェックされたキムは残り2分30秒、クローズドガードから再開となり蹴り上げを顔面に当てる。
たまらずヒザをついてガードの中に収まったアクメトフは、ハーフをバタフライガードに戻したキムのスイープを潰す。ガードの中から右のパンチを連打するアクメトフは、トップを取り続け最後の10秒で立ち上がり、タイムアップを迎えた。
結果、アクメトフが3-0で判定勝ちを手にした。