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【ONE158】強い。カイラット・アクメトフ、勝利の方程式は崩れず。和田竜光に3-0の快勝

<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
カイラット・アクメトフ(カザフスタン)
Def.3-0
和田竜光(日本)

「勝ってタイトル挑戦をアピールしたい」と試合前に言っていた和田だが、直前に8月27日にアドリアーノ・モライシュ✖DJ 02が発表されケージに足を踏み入れた。

サウスポーのアクメトフの右回り基調に、正面に立たないよう動く和田が右を伸ばす。アクメトフは左ハイ、右サイドキックを繰り出す。和田は踏み込んで右、シングルをまずは切る。右ボディを打った和田は、組んだアクメトフのヒザをボディに貰う。

離れたアクメトフがワンツー、頭で受ける和田は左を避けて左ローを蹴る。左を振るって前に出るアクメトフが左ローを返す。和田は右フックを当てると、続くアクメトフの左ローが急所に入り試合が中断される。再開後、右ローを続けるアクメトフは和田の左をかわす。ステップから右ハイを狙った和田は、ケージを背負った状態で右フックを振るう。ここにアクメトフがダブルレッグを合わせてテイクダウンに成功。立ち上がった和田をシングルレッグに捕えたアクメトフが、レッグリフトも和田は細かいパンチを入れる。

それでも尻もちをつかされた和田は、スクランブルでバックを許し後方にスラム気味のテイクダウンを取られ、パウンドを被弾。立ち上がったが、バックを許した状態が続き最後に再び前方に崩され時間となった。

2R、右ジャブを叩く和田が、右を伸ばす。右から左を入れると、アクメトフが右を返す。アクメトフは左を振るって組むが、和田は首相撲へ。取り切れず離れた和田が左をバックステップでかわす。右ボディから組んだ和田に対し、アクメトフがいなして崩すそうとする。アイポークがあったと和田がアピールするが、レフェリーがファイトを要求する。和田は右ボディを見せ、左ジャブを入れる。アクメトフも左フックを繰り出し、右を当てて組み合いへ。ヒザを突き上げたアクメトフが離れると、右ローを蹴る。ステップインに右を合わせていく和田、アクメトフも力で押し切ろうとする。

残り70秒、和田の強振をかわしたアクメトフが左ミドル、右ジャブを伸ばす。ハイから右ストレートの和田は鼻血を流しているが、右アッパーを当てる。続く右フックに組んだアクメトフがバックへ。サイドバックから細かいパンチ、エルボーを後頭部に落としてしまったアクメトフが終盤にリードを広げた。

最終回、「パンチで入って右ハイ」というアドバイスを受けた和田は、右ストレートを当てる。アクメトフが左フックを返し、オーバーハンドを振るう。左フックで前に出るアクメトフは、近距離の打撃戦で和田に組まれケージに押し込まれる。右を差しても頭をつけることができなかった和田は離れて打撃戦へ。

アクメトフがワンツーを放ち、ダブルレッグを決める。オモプラッタを防がれ、スクランブルでバックに回れた和田は、前方にアクメトフを落とす。すぐに立ち上がり、ダーティーボクシングのアクメトフは左フックから組んでヒザを2つ入れるとケージに押し込んでいく。首相撲を取ろうとした和田に、アクメトフはレベルチェンジからダブルレッグへ。右を差して耐えた和田が、離れようとする。組みを続けるアクメトフにダーティーボクシングでパンチを入れた和田は、首相撲にとるがヒザを逆にもらう。

和田はヒザでなくヒジを出し、アッパーへ。残り1分、アクメトフは明らかに疲れているが、蹴り足をキャッチされた和田はシングルをケンケンで耐えるも、ついには最後の20秒で倒される。しっかりと抑え、最後の10秒でパンチを振るって印象点稼ぎのアクメトフ。和田が話していた──これまでの勝ち方を通したアクメトフが、3-0の判定勝ちを手にした。

勝者は世界戦に向け、「アドリアーノ・モライシュとDJが戦うの構わない。でも僕は5連勝だ。どっちでも構わない。チャトリ、タイトルに挑戦させれくれ」とアピールした。


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