この星の格闘技を追いかける

【Torao✖Force】メインで宮地友一と対戦、宇田悠斗─02─「何もさせないつもり。あんなのは当たらない」

【写真】宮城もZSTでネクサス王者の駒杵 嵩大に敗れてからの再起戦でもあり、ここで宇田のいうとおり圧倒できるようなことがあれば──福田、平良というトップ争いに割って入る一歩となる (C)MMAPLANET

13日(日)に香川県高松市の高松シンボルタワー展示場で開催される闘裸男✖FORCEのメインで、宮城友一と戦う宇田悠斗インタビュー後編。

愛媛県宇和島市から、地方でもできることを示し、タイトル挑戦へのランクアップへの足掛かりとしたい今回の宮城との一戦に対して、宇田は絶対の自信を持っていた。

<宇田悠斗インタビューPart.01はコチラから>


──やるなら都会に出ろ……そういう空気なのですね。

「その分、こっちでやって……地方でも限界はあると思いますけど、大阪や東京の選手に負けたくないです。水野さんは大宮でやっていた人ですし、修斗のこと、MMAのことは本格的に教えてもらっています。今やれることを、やれる環境でやってやると思っています。」

──試合に関しては、今や世界中の大会が動画でフォローできますしね。

「ハイ、基本的にYouTubeは毎日チェックしています」

──そこはUFC Fight Passではないのですね(笑)。

「英語で、登録の仕方が分からかったので……」

──もう日本語で通せるはずですので。そこは頑張ってください(笑)。ここまでのキャリアで常に勢い良く戦ってきた宇田選手ですが、7月の大阪大会では抑えられて苦戦した結果のドローでした。

「ちょっと、やってしもうたと……。相手を舐めてしまっていました。正直、打撃でも寝技、組み技とどの局面でも絶対に負けんっていう自信があり、色々なことを試合でトライしようと思っていました。本来は自分から動いて、先手を取る戦いをしてきたのですが、あの試合はこれまでとは違うスタイルで戦ってみようとして……。

足を止めて、組ませて自分のディフェンス能力を試そうとしていたら初回でバテてしまって。練習でもやられるということがなくて、攻めてばかりでいたので、あの感覚は経験したことなかったです。で、気が付けばスタミナをロスして、何も出せずに終わってしまいました。

あの試合をしたことで、凄く勉強になりました。組み技を過信してしまっていたので……自分が強いと勘違いしちゃっていて。改めて、自分なんて弱いと再確認できました。本当に良い経験になりましたし、水野さんからも『もうちょい賢く戦えよ』と言ってもらえました」

──ただしドローです。負けなくて勉強できたのは良かったのではないでしょうか。

「いえ、勝っていないので。負けもドローも同じです。僕のなかでは負けてです、あの試合は」

──それから5カ月、対戦相手は宮城選手です。

「前回、下手こいたのに良い相手を当ててくれました。キャリアのあるベテランファイターのランカーですが、今回はもう何もさせないつもりです。打撃も寝技も、組みもMMAとして全部、俺が圧倒します」

──宮城選手は一時期MMAを離れ、キックでも結果を残してきた選手です。その打撃をMMAにアレンジして使えるようになっていますが。その辺りについては、どのような印象を持っていますか。

「あんまり見た感じは……打撃はそんなうまい感じはしないです。自分から攻めないですし。受けの選手なのか、受けて返すっていう打撃ですよね。あんなのは僕には当たらないです(笑)」

──おお強気の言葉です。ではMMAを戦っていくうえで目標というか憧れの選手はいますか。

「スタイルが好きというのはなくて、色々な良い選手が好きです。一般的ですけど、堀口恭司選手の打撃は絶対的に好きです。グラップリングではDJですね。DJはスタイルも格好良いし、あとはコナー・マクレガーも好きです。

ただし自分がするんやったら、身長もないので出入りのある動きが合っていると思っています」

──修斗フライ級戦線でいえば、年下の平良達郎選手がタイトル挑戦も見えてきています。

「平良君は普通に強いです。年下ですけど、僕より1年前に全日本アマ修斗で優勝して、新人王も取っています。キャリアは向うの方があるので、ライバル心というか負けないぞっていう気持ちにはならないです。ただ当たったら、やってやるだけで」

──良い感じですね。ところで今大会は会場に入る選手、関係者、メディも付帯事項誓約書にサインが必要で、感染対策のガイドラインも非常にしっかりしています。正直、経済を回すというなかで東京の大会では慣れが対策が疎かに感じる場面もあります。これが今、地方都市で格闘技の大会を開くということなのかと改めて感じている次第です。

「そうですね、僕の周囲にも県外に出ることに関しては良い受け捉え方はされていないです。直接言われたことはないですが、『こんな時に格闘技なんか』と思っている人はいると思います。

だからこそ、そんな状況で大会を開いてくれることにはメチャクチャ感謝しています。デビュー戦も僕は高松でしたし、そこでKOした時にプロモーターの山本さんから『来年はメイン、頼んだよ』って言ってもらえて……。本当に組んでくれて、ホントに感謝しています。

FORCEと闘裸男は四国・中国の大会で、ここがあって試合ができてきたので。だらこそ、今回の試合で良い形で勝って来年はランキングを2つ、3つは上げ……上位陣を狩りに行こうかと思います」

──では会場だけでなく、ツイキャスで試合を視聴してくれるファンに向けて、宇田悠斗とはどのようなMMAファイターかをアピールしてください。

「何でもできるので、そこを……次は拘らない試合をするので、打撃だ、組み技だということでなく、どの局面でもフィニッシュに通じる動きをします。そこを注目して見てほしいです」

■視聴方法(予定)
12月13日(日)
午後3時~ Twit Casting LIVE


             
■ TORAO X FORCE対戦カード

<バンタム級/5分3R>
宇田悠斗(日本)
宮城友一(日本)

<バンタム級/5分2R>
高岡宏気(日本)
Lyo,o(日本)

<フライ級/5分2R>
安芸柊斗(日本)
旭那拳(日本)

<ライト級/5分2R>
結城大樹(日本)
國頭武(日本)

<ライト級/5分2R>
CHAN-龍(日本)
紀州(日本)

PR
PR

関連記事

Movie