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【DWTNCS S04 Ep08】計量終了 水曜夜のTuesday Night CS。アデサニャの同門アルバーグ✖オリヴェイラ

【写真】アルバーグと対戦するオリヴェイラ。KO必至もカードも意外な寝技決着もあるうる(C)TITAN FC

4日(水・現地時間)、Dana White’s Contender Series2020第8週がネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXで開催され、3日(火・同)に計量が行われた。

今年のDWTNCSは8月4日から9月15日にかけて第7週まで行われ、UFC Fight Island月間の前後がブレイクタイムとなり、明日より17日まで残り3週が実施される。


Tuesday Night Contender Seriesながら水曜日の夜開催となった今週は、従来より1試合少なく4試合がラインナップされている。

今回の注目株はメインでブルーノ・オリヴェイラと戦うカーロス・アルバーグだ。アルバーグのMMA戦績は2勝0敗、加えて最初の試合は2011年で、直近の試合でさえ2018年の12月に行われたものだ。

そのアルバーグ、正確なレコードは不明だがニュージーランドを代表するキックボクサーの1人で、UFC世界ミドル級王者イスラエル・アデサニャのトレーニング・パートナーでもある。

アデサニャはニュージーランド国内トップのキック大会であるKing in the Ringで86キロ級を2度、さらに100キロ級!!の8人参加ワンナイトトーナメントで優勝しているが、アルバーグもまた100キロと92キロ級でダブルクラウンとなっている。実はアデサニャがパルロ・コスタを相手に防衛戦を果たしたUFC253ではバックアップ・スタンバイファイターとしてアブダビ入りし、計量も済ませていた。

この時はオクタゴン・デビューの機会は巡って来なかったが、Fight IslandからApexに場所を変えUFCとの契約を賭けてコンテンダーシリーズに挑むこととなった。キックの試合でもややガードは低く、右腕のヒジを引き胸ぐらいの高さに置くという構えを見せることがあるアルバーグは強烈なロー&カーフを持ち、ヒザ蹴りにも長けている。

首に手をかけるのは一本だけでヒザ蹴りが認められ、エルボー禁止のKing in the Ring以外にもムエタイ、ボクシング、カンフー、さらには極真空手の経験もあるようで、遠い位置から踏み込み蹴りや拳の間合いでも高い位置への蹴り技も持つ。何よりも下がって右を当てることができるのもあるバークに強みだろう。

対するオリヴェイラはMMA戦績8勝1敗でブラジリアン・ムエタイMMAファイター。両手を高く上げ、胸を真正面に開くような構えからプレッシャーを掛け、KOパワーのある右ストレートでダメージを与えると、一気のラッシュで試合を決める。怖いのはケージに詰めてヒザ蹴りとエルボー、それでいてグラウンドになるとヒザ十字を仕掛けることもあり、曲者振りも発揮するかと思えばトップから肩固めというセオリー通りの勝ち方もできる。

両者ともインパクトを残すフィニッシュはお手の物、再開&ラストスパートなる2020年コンテンダーシリーズ第8週のメインに相応しいマッチアップだ。

なお第3試合でイグナシオ・バハモンデスと対戦するエジソン・ゴメスは4ポンドの体重オーバーで計量を終えており、ファイトマネーの20パーセントを没収される。一発勝負のコンテンダーシリーズで計量失敗は取り返しのつかないマイナス・スタートといえるだろう。

■視聴方法(予定)
11月5日(木・日本時間)
午前10時~UFC FIGHT PASS

■DWTNCS S04 Ep08計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
カーロス・アルバーグ: 202ポンド(91.62キロ)
ブルーノ・オリヴェイラ: 203ポンド(92.07キロ)

<ウェルター級/5分3R>
イグナシオ・バハモンデス: 168.5ポンド(76.43キロ)
エジソン・ゴメス: 174ポンド(78.92キロ)

<フェザー級/5分3R>
ヴィンス・マードック: 145.5ポンド(66.0キロ)
ルイス・サルダーニャ: 146ポンド(66.22キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジャレッド・ヴェンドラー: 263.5ポンド(119.52キロ)
ヘンリー・ハンサカー: 249ポンド(112.95キロ)

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